TRFらがエンタテインメントの力で病とたたかう子どもらにエール 国際小児がんデーでチャリティライブ
ライブも終盤に差し掛かると、Da-iCE、相川七瀬、ゴスペラーズが登場し、それぞれが厳選した代表曲を次々に披露し貫禄のステージを展開した。
大トリの大黒摩季も「熱くなれ~」「あなただけ見つめてる」「夏が来る」「ら・ら・ら・」とヒット曲のオンパレードで会場を盛り上げた。
イベント前の取材で選曲について聞かれた大黒は、「子どものことを思えば、仮面ライダー(自身が歌った『仮面ライダーオーズ』の主題歌「Anything Goes!」)を出そうと思ったんですけど……」としたうえで、「私は母のがん治療を長くやっていて……(病と闘っている子どもたちの)お母さんたちが心配ばっかりしていてもと思うので、ご家族、お父さん、お母さんをアゲようかなと。こっち(支えている家族側)がキーッてなると、(闘病中の本人は)ごめんねって気分になっちゃう。だけどこっちが無理してでも明るくしてると当人も明るくなったりする。ニワトリが先が卵が先かっていうのがあるんですけど、私は極力”ママ DO DANCE” ぐらいの気持ちで、キャラじゃないんですけど、明るく元気にするようにしていました。よく笑い、よく食べ。笑って食べると免疫力が上がるんで。ヒット曲ばかりにしました」と、説明した。
ライブにはそのほか、MONKEY MAJIK、ピコ太郎、、May’n、Novellbight、moumoon、超ときめき♡宣伝部、BUDDiisが出演した。
ライブはハイブリッドで行われリアル会場のほか、ABEMA、dTV、LINE LIVE、YouTube、TikTok、Z-aNの6サービスで無料・生配信された。21日までアーカイブ配信もされている。
また、社会問題と向き合う人に特化したクラウドファンディングサービス「GoodMorning」や、「Yahoo!ネット募金」「つながる募金」などの方法で寄付もできる。寄付金と公演の利益全額 は、一部の小児がん拠点病院やサポート団体へ寄付され、小児がんで苦しむ子どもたちやその家族を支援するために使われる。
「前向きに生きていることを感じて」TRFメンバーのリハーサルと自主練でステージに
TRFのメンバーと一緒に踊った LECコドモダンサーズは、 5~18歳の小児がんを克服した子どもたち25名。子どもたちはイベントのために、TRFのメンバーと一緒にリハーサル。たった1日だけだったが、ETSU、CHIHARUが指導しながら、一緒に体を動かした。当日はDJ KOOも駆け付けた。
参加した子どもたちは「ダンスの経験はありませんが、精一杯やって見ている子たちに元気を与えるようなダンスをしたい」、「みんなに元気が届けられるように頑張りたい」と練習したという。
メンバーは応募を募って集まった。「0歳から小児がんと闘っているけど、元気に過ごしていること、前向きに生きていることを感じてもらえたらと思った」と話していた。