詐欺で逮捕のぱんちゃん璃奈が謝罪会見も事件はまだ未解決。事件に関するコメントは警察から許可が下りず

続いてぱんちゃんも謝罪

「早すぎる復帰」という批判が上がることも覚悟

 自ら“早い”という復帰のタイミングについてぱんちゃんは「12月、1月の段階ではそういうことは考えていなかったが、謝罪をした後に関係者の方、選手の方、トレーナーさん、いろいろなジムの方とやり取りをして。いろいろな方が“もう一度頑張ろう”と。スポンサーの方を含め、力を貸してくださる方がたくさんいることを知って、自分が見せられるのはリングの上しかないんだなと思った。“早い”と言われるのはもちろん分かるんですが、それでも自分ができることは今はこれしかないので、何を言われてもリングに立とうと思いました」と復帰を決めた経緯を明かした。

 謹慎期間といったものを取らず「早すぎる復帰」という批判が上がることが予想されるのだが宮田氏は「KNOCK OUTとしてどうすべきかいろいろ考えたが、そのうえで3月5日に代々木で、と決めたのは私。その先の公式試合もぱんちゃん選手がやりたいから、いいだろうというわけではない。一人のファイターとして設定した。それが早すぎるのであれば、ペナルティーを与えるべきというおっしゃるのであれば、それはそうなのかもしれないが、KNOCK OUTのイベントとしてそういったことは設けずに、エキシビションと復帰戦を組むという流れは私が決めた事。それに対して多くの意見をいただくかもしれないが、自分の責任として受け止めたいと思っている」とプロデューサーとして腹を決めた格好。

 リングに上がることでブーイングや野次、SNS等での誹謗中傷が増えることも考えられるのだが、ぱんちゃんは「いくら浴びても大丈夫。応援してくださる方もいる。そこを一番ありがたいと思っている。まず基本は批判されるべきだと思っている」とそれも覚悟。そこまでして復帰にこだわる理由として「格闘技に助けてもらった人生なのに、格闘技を利用して悪いことをしてしまった。“ぱんちゃん璃奈”というリングネームに助けられて今まで生きてこれたんですが、ぱんちゃん璃奈を悪いことをした人で終わらせるのではなく、ファイターのぱんちゃん璃奈でリングを降りたいと思った。この先、何年できるか分からないので、どれだけ叩かれても今しかできないこと。その覚悟はあります」などと語った。

 また宮田氏は誹謗中傷については「人前に出る以上いろいろな言葉を受けるのはしょうがないが、それが行き過ぎた時にはKNOCK OUTの一人のファイターとして守ってあげないといけない部分は出てくると思う」などと団体として対応する姿勢も見せた。

 なおぱんちゃんは今回の出場にあたってのファイトマネーは「いただく資格はないと思う」と全額を寄付する意向を示した。