紗倉まなが「ままならない恋愛」を描いた最新小説集『ごっこ』を刊行。自らの恋愛は「ことごとく玉砕」
3年ぶりとなる小説『ごっこ』を刊行する紗倉まな
2月22日に前作『春、死なん』以来、3年ぶり
作家でセクシー女優の紗倉まなが2月20日、3年ぶりとなる最新小説集『ごっこ』の刊行を記念した記者会見を都内で開催した。
同作は2021年から2022年にかけて文勢雑誌「群像」に掲載された『ごっこ』『見知らぬ人』『はこのなか』の三篇を収めたもので、恋愛ごっこ、夫婦ごっこ、友達ごっこといったあいまいな関係に振り回される女たちの不器用すぎる恋を描いた恋愛小説。2月22日に刊行される。
「今までより躍動感がある話ができたのではないかと感じています。ままならない関係性に翻弄される登場人物たちが出てくるんですが、恋愛という軸で作品を書くのは初めてなので、そのあたりを読んでいただければうれしい」と言う紗倉。
登場人物たちはそれぞれの関係性の中でさまざまな悩みを抱えており、魅力的ではあるのだが一癖も二癖もある――といったタイプばかり。この登場人物たちについては「もともと私がかなり短気で、すぐに何でも怒ったりとかクレーマー気質だったりするんですけど、そういう自分の心の底で濁ってたまっていたような思いが、どこかで書けたらいいなと思っていて。それが結構、感情的だったり、激しい登場人物たちの気質に影響したような気もしています」と自らの中にある部分が表出されたところもあるという。