佐山サトルが体調不良で会場入りできず。平井代表が声を詰まらせファンに謝罪【ストロングスタイルプロレス】
写真は昨年12月の大会で挨拶する佐山サトル
「初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.21」(2月22日、東京・後楽園ホール)のリング上で挨拶をする予定だった佐山サトルが体調不良で急きょ挨拶を取りやめ、会場を後にするという事態が起こった。
佐山は2020年に「パーキンソン病に近い状態」であることが発表されている。歩行困難な状態ではありながら、会場で挨拶する際には自らの足でリングに上がっていた。
この日は大会開始直前になって体調不良を訴え、同団体の平井丈雅代表ら関係者の協議のうえ、挨拶は行わず帰途につくことになったという。
平井代表は試合開始前にリングに上がると「皆様にお詫びしなければいけないことがあります。佐山サトル、先ほどまで会場の近くで“皆様にご挨拶をさせていただきたい、皆様にお会いしたい”ということで待機していましたが。皆さんご存じの通り、今、佐山サトルは病気と闘っております。日によって体調がいい時、喋ることもできないくらい体調が悪い時、その繰り返しであります。しかしストロングスタイルの大会の日はどんなことをしてでもこのマットに一瞬でも立ち、皆様にご挨拶をしたいという気持ちで先ほどもいたんですが、どうしてもこの会場に入ることができず、先ほど会場を後にしました。また元気な姿で皆様にご挨拶するために、今日は新間会長、後援会会長とお話をして帰途についていただきました。必ず、次、皆様の前に佐山サトルは立ちます」と時折、声を詰まらせながら会場のファンに報告し、謝罪した。