武南高校ダンス部が光るオリジナルシューズに大感激! Chiyoda賞贈呈式〈第10回全国高等学校ダンス部選手権〉
2022年夏に開催された「avex presents DANCE CLUB CHAMPIONSHIP 第10回全国高等学校ダンス部選手権」(DCC)のChiyoda賞の贈呈式が26日、同賞を獲得した武南高等学校(埼玉)で行われた。式には部員40名が参加し、お揃いのオリジナルシューズに大喜び、部員の想いを詰め込んだシューズでダンスした。
贈呈式では、一人ひとり名前を呼ばれて、株式会社チヨダの安立邦広執行役員からオリジナルシューズが入った箱を手渡された。みんなでカウントダウンして箱を開けると体育館中に蜂の巣をつついたような歓声が響き渡り、「これすごい!」「めっちゃかわいい! ありがとうございます!」とあちこちで元気な声があがった。
完成した靴は、チームが大会で披露した作品とその衣装に合わせたシックなデザイン。透ける素材を使ったフリルやブラックやゴールドのプリントをあしらった。また、インソールに部員の名前をプリントしており、思い出の品の要素も加えた。ダンス部員たちと同社、株式会社丸紅フットウェアが協力して完成させた。
部長の平林凛さんは部員を代表して挨拶に立ち「ずっとこの日を楽しみにしていました」。オリジナルシューズは黒から金に変わる衣装に合わせてデザインしたものだそうで、「自分がイメージで描いたものを細かく同じように作ってくださって、光る装飾もアレンジしてくれて、うれしいです」。ダンス部の自主公演で履く予定だといい、「この靴を一生大切にしていきたいと思います」と笑顔で語った。
DCCは、全国の高等学校ダンス部を対象にした選手権で、漢字二文字のテーマをダンスで表現して競う。武南高等学校は「脚色(えんたーていめんと)」というテーマを掲げて、ミュージカルやレビューを思わせる作品で審査員やオーディエンスの心を揺さぶった。
贈呈式に出席した、DCCのプロデューサーでエイベックス・マネジメント株式会社の八幡裕也氏は、作品を見て感動したといい、「脚色。色を足していく、演出を足していくというところで、2分30秒の作品のなかに、これまで見てきた作品のなかでも類を見ないぐらい、さまざまな展開が詰まっていると思いました。衣装チェンジは印象的でしたが、構成の種類の多さが多く組み込まれていて、あっという間の時間でしたが1本のミュージカルや映画を見終わった後のような感覚や余韻に浸ることができて、素晴らしい作品だった」と振り返った。
安立執行役員は、贈呈式の挨拶で、「地域のお客様を足元から応援する」が同社のコンセプトであるとしたうえで、「皆さんの生活の中にダンスがある。Chiyoda賞はオリジナルダンスシューズを格好良く履いて踊っていただける学校にお渡ししたいと思っています。今後もダンスを足元から応援したいと思っています」と部員たちにエールを送った。
株式会社チヨダは「ダンスを足元から応援したい」という想いから、DCCを協賛。2022年の選手権は協賛をスタートして8回目となった。
この日の模様は、YouTubeで公開するほか、今年のDCCの会場で放映される。
武南高等学校のダンス部には約100名(3年生を加えると140人ほど)が在籍。ブレイクチームには男子部員も10人超が活動しているという。