3・18有明でのIP王座戦に向け辰巳リカがグランドスラム達成を宣言。王者・渡辺未詩も負けじとベルト死守を誓う【東京女子プロレス】

会見する渡辺と辰巳

 辰巳はIP王座へは初挑戦となるが、「このベルトの位置づけがあいまいだなって感じていて。もう一つ、東京女子にはシングルのベルトがあって、白いベルトは強さの象徴だなと感じていて。この青いベルトはインターナショナルなので、もっと世界に発信して、世界にアピールするためのベルトだと思う。私もちょうどインターナショナルに目覚めたじゃないですけど、海外の選手も東京女子に参戦してくれるようになったので、世界に向けてもっとアピールしていきたいなと思っていたので、挑めてうれしいです」と話した。

 2年前とは王者と挑戦者の立場が逆になるが、辰巳は「前は私が受けて立つ側、(ベルトを)守る側だったので、守るのは大変だなと思うんですけど。今回は挑む側で何も失うものはないので思い切りいけますね。その分、気持ちは楽かもしれないです。でも相手が相手なので恐怖はあります」、渡辺は「2年前、リカさんがベルト獲ったら挑戦すると決めてて。何も考えずにいっても怖くないみたいな思いがあったので、失うもののない怖さとか、まだ若い世代と言われていた頃だったからこそ、ある意味怖いものはなかったけど、怖いものだらけだったみたいなというのはあるんですけど。今回は先輩が、ましてやリカさんがいるから、こうやって白昼夢として私は強くなれたと思っているで。その先輩が来てくれることの怖さや、ぶつかってベルトを守りたいという怖さだったり、すごく今は不安な気持ちが多いです」と語った。

 この一戦には世代闘争的な側面もあるが、渡辺は「あの夏(東京プリンセスカップでの準優勝)を超えて、いろんな先輩を超えてほしいという声はもらうんですけど。超える、超えないも大切だけど、今ここでリカさんという先輩とぶつかるからこそ、自分がどこまでできるのか、何ができるのか。そういう部分で超える、超えないで考えているとすごく難しいなと思って。超えた先に何があるのだろうと思うと、それはすごい難しいなと思ってから、すごい考えるようになって。となると過去の戦い、(去年の)夏もそうだし、2年前の2月のときも、その自分を超えられるように頑張りたいと思います」と述べた。

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