MIYAVI「こうなりたいっていう強い想いを一番大事に」メタバース都市のクリエイターコンテストで審査員
サムライ・ギタリストこと、MIYAVIが、3日、都内で開催されたOasis TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストの結果発表イベントに出席した。MIYAVIは同コンテストの審査員を務めている。
世界的に注目を集めているゲームプラットフォーム「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「Oasis TOKYO」内の「実験解放区」に展示する作品を広く募集したもの。テーマは「自己を解放し、なりたい自分を表現しよう!」で、12作品が選出された。応募作品は、Twitterのハッシュタグ「#OasisTOKYOクリエイターコンテスト」で見ることができる。
MIYAVIは、審査員を務めた感想を求められると、「迫力があってびっくりしました。一つひとつの緻密さというか、どれもすごく個性があって、あっこういうことかと。自分だったらどういうのが作れるかなと思いながら見たり。あとは(人間のように)動きが細かいものがたくさんあったので、どうやって作っているんだろう?と思いながら見させてもらいました」
イベントでは、「メタバース、NFTがつなぐクリエイターエコノミーの進化」「トップクリエイターの語るWeb3の可能性」という大きなテーマでトークも。
MIYAVIは、バーチャルライブ、2021年の清水寺でのライブ、バーチャルマーケットでのライブなど、コロナ禍で自身が行った取り組みを紹介したうえで、「今は、まだ世界的に実験をしている、みんな試行錯誤している段階。こういう革新的なことってハードとソフトの両輪が噛み合った時に爆発すると思っていて。僕たちソフト側ができることがあっても、ハード側の”バーチャルリアリティ”の速度が追いつかない、とか、その逆も然り。まだその段階に僕たちはいる。今は色々なことを試行錯誤していく時期だと思いますし、僕もアーティストとして意欲的にどんどんやっていきたいなと思っています」と語った。
また、「仮想現実の中で色々なことにトライしたり、色々な人とつながったりできることってすごく有益」とMIYAVI。今は不可能であることも「メタバース上で体感できる情報量が増えることによってそういったことが実現できるかもしれない」。そうなった時に「本当に人と人とのつながり方って変わっていく、そういう新しい時代が始まろうとしているんだなって、すごくワクワクしています」。そのためにも、「どんなツールやプラットフォームにおいて、何よりも、なりたい自分、こうなりたいっていう強い想いを一番大事にクリエイトしていってほしい」とメッセージを贈った。
イベントには、5名の審査員のなかから、MIYAVI、The Sandboxボクセルアーティストのベン・マシュー、Oasisのプロジェクトオーナーであるコインチェック常務執行役員・天羽健介の3名が出席した。
イベントの模様はCoincheckの公式YouTubeチャンネルでアーカイブ配信中。