太田光、11年ぶり長編小説の構想はドバイで!?ガーシー議員ネタに「何とか暴露してやろうと」

「爆笑問題」結成35周年を振り返り「俺よりあいつ(田中)のほうが激動」と太田

「爆笑問題」結成35周年に「あいつ(田中)のほうが激動」

 今年で結成35周年の「爆笑問題」を振り返り「この小説もそうですけど、すべって転んでとにかくドタバタ。特にここ2~3年は田中(裕二)がコロナにかかったり、くも膜下出血と脳梗塞になったり。その前からさかのぼればタマは取るし、離婚して山口もえと結婚して……俺よりあいつのほうが激動。それでも何とかやってこれたなという実感はある」と太田。

 今後について「今年はYouTubeを始めたり、ちょっとずつ本当に自分のやりたかったことがやれるかなという感じ。僕らはやりたいことをやってきたように見えるかもしれないですけど、テレビで本当にやりたかったバラエティー番組とかをあんまり達成できてない。もうテレビのど真ん中でやる年齢ではなくなっちゃったんですけど、ありがたいことにSNSが発達したのでそういうところで細々とやろうかな」と言及。

「たけしさん、さんまさん、タモリさんの番組を見て憧れてデビューして、『ひょうきん族』や『さんま御殿』をやりたかったけど、自分にはなかなかそういう機会も実力もなかったという意識がある。逆に言うと僕らに合った仕事を皆さんが考えてくれて、いわゆる政治バラエティーは本来そんなにやろうというつもりはなかったけど、意外と世間のウケがよかったりした。自分で考えることよりも、テレビのプロの人たちが考えてくれたほうがハマることは多いというのがこの35年で分かったこと」と感謝した。

 何足ものわらじを履く太田だが、政界進出について問われると「ガーシーが受かるくらいだったらいけるかなと思いましたけど(笑)。お笑い芸人になりたかったし、なれたので。僕の感覚としてはお笑い芸人より政治家のほうが立場が下で、せっかくお笑い芸人になれたのに政治家に下りてどうするんだという思いがある。本の中に首相の言葉として “私の子供の頃の夢はコメディアンだ” と書いたんですけど、暗にコメディアンになれなかったから政治家であきらめたという意味を込めました」ときっぱり。

 さらに「最近は若手のお笑い芸人に老害と言われ、“いい加減やめろ” と言われてるんですけど、こればっかりは自分から卒業しますとは言えない。すみっこでもいいからテレビの業界にしがみついてやろうと思っていて、乃木坂48の子とかあんなに人気があるのによく自分から(卒業を)言い出すなと思います。僕が乃木坂だったらおばあさんになるまで踊り続ける」と芸人としての矜持を見せた。