詩人・大崎清夏、初小説含む『目をあけてごらん、離陸するから』重版!伊藤比呂美とイベント
詩人の大崎清夏は9日、紀伊國屋書店新宿本店にて『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)重版記念イベント「詩の朗読とトーク」を行った。ゲストは詩人の伊藤比呂美。
『目をあけてごらん、離陸するから』重版記念イベントに登壇した詩人の大崎清夏(左)と伊藤比呂美
大崎は2011年、伊藤が選者を務めていた雑誌「ユリイカ」の詩の投稿コーナーにて年間優秀者「ユリイカの新人」としてデビュー。第2詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞を受賞し、著書に詩集『地面』(アナグマ社)、『新しい住みか』(青土社)、絵本『うみの いいもの たからもの』(山口マオ・絵、福音館書店)など。昨年11月に刊行した『目をあけてごらん、離陸するから』は初の小説3篇と詩、エッセイを収録している。
満員御礼の読者に迎えられ、大崎は同書の1篇「ヘミングウェイたち」を朗読。「前より情感がこもっているけど、朗読(の方法)変わりましたか」という伊藤に、大崎は「今日は緊張してるんですよ! 伊藤さんの朗読を聞いて詩を書き始めた人間なので、そんな人に聞かれるなんて……」と訴えた。