凶悪事件から学生や教職員を守れ! 専修大学が「さすまた講習会」開催
こちらは「腹」。相手によってはさすまたの柄の部分をつかまれるケースも
この日は同大学の教職員が参加し、犯人側と押さえる側に分かれ、模擬ナイフとさすまたを手に講習を行ったのだが、重いさすまたは持って操るのが難しく、かといって軽いさすまたは強い力で押し込んだ際に曲がるというアクシデントが発生。「これが本当の事件の時だったら…」と一同肝を冷やす場面も。
今回の講習会に参加した学生部長職務代行を務める佐竹弘靖教授は「先日、都立大学での事件もありましたが、こういう事件が連続的に起こる可能性が高いと思っております。特に神田の街中だと誰がどういうふうに侵入してくるかはほとんど分からないといっても過言ではない。そうした、いざという時のためには知識と経験を持っていないと、暴漢を退治することができないですよね。今、私もやらせていただいたんですが、さすまたという名前は知っていてもどう使うのかは全く知らないですし、持っていてもそれが武器にならないということになると元の木阿弥。やはり正しい使い方、あるいはどう使えば自分の身を守り相手を倒せるか。これは1回やっただけでは身に着けるのは無理ですね。何回も繰り返して、基本的には教職員全員がある程度経験して、いつでも大丈夫というような態勢に持っていけると安全面では非常に安心できるかと思います」などと講習会開催の目的を語った。