凶悪事件から学生や教職員を守れ! 専修大学が「さすまた講習会」開催
さすまた以外にも「盾」を使った講習も行ったのだが、こちらは相当に難しい印象
そして「やはり経験がないので、軽ければいいという形で用意したものが実は弱いものだということが分かったということも今回の講習がなければ分からなかった。あれでいけると思ったが、壊れてしまって逆に危ないということも分かった。ただあるだけではダメなんだなと思った」と講習中にさすまたが曲がってしまった場面を振り返った。
また「勇気がないとできないなと思いました。刃物を持たれて大声を出されて、半狂乱で向かって来られた時に、いかに冷静に、いかに勇気を奮ってやっていくか。一人では無理かもしれないが、3~4人だったら倒したりすることもできるかもしれない。そうすると1人が知っていてもあとの2人が知らないのではなんにもならない。やはり全員が知っていることが大事。1人より3人のほうが勇気も出るかもしれない。これこそ経験がものをいうと思うんです。我が身を守るだけではなく、大学を守る、社会を守るという意味でも、これは関係者全員が何度も何度も経験しておくべきものだと思います」などと講習会に参加しての実感を語った。
技術を身に着けても強い気持ちを持たないと使いこなすのは難しいだろうなというのが取材をしての感想なのだが佐竹氏は「経験していくことで勇気も生まれてくるだろうし、全員が知っているとなれば安心感も出る。そこでみんなで“行くぞ”となるのではないか。そうすると相手がひるんでくれるかもしれないですし」と継続して訓練を続けていくことの重要性を訴えた。