現在、古民家改築中の森星「日本のサグラダファミリアと言ってます。一生終わりはない、暮らしってそういうものだなと思います」

料理家の谷尻直子さんとトークセッション

 そして「アップサイクルジャパンという廃材を得意とする施工の会社を見つけて、そこと一緒に私がデザインを考えて作っていくというプロセスを踏んでいるんですが、本当に空間をデザインするということは難しいし、私は不器用なタイプで、手先を使ったことがなかったので時間がかかります。日本のサグラダファミリアと言ってます(笑)。本当に一生終わりはないんだな、暮らしってそういうものだなと思います。完璧にはならない。むしろ最初から完全を作ると、ちょっと違うかなと思いながらデザインしています」などと現在の状況を語った。

 森はこの日、「Miele Experience Center 日比谷」のオープン記念セレモニーに出席。「東洋のデザイン性と西洋的な調和している姿が好きなので、古民家という日本的な伝統建築でありながら、中に入っていくと西洋の美しさだったり、西洋の伝統的な美というものを入れ込むことが私なりのアイデンティティかなというところではあるので」と同社の洗濯機を古民家に導入の予定という。