THE RAMPAGEのRIKU「誇りを持ってやるだけ」主演ミュージカル『フィーダシュタント』が開幕 初ミュージカルの浦川翔平は「心に響く作品に」


 時代背景もあり、物語が進むほどにズシンとくる作品。自分の思いに真っすぐな17歳たちが心の思うところに従いってそれぞれが突き進む姿、カンカンと場内に響き渡るフェンシングの剣がぶつかる音に切なくなり、目頭が熱くなり、憤りも感じる。

 スポーツ学校の団長として生徒たちを厳しく指導するラインハルト・クレアを演じる藤田は、本作の見どころを聞かれると、韓国版の素晴らしさを強調したうえで「日本版には花道ができたり新しい部分もあったり。素晴らしい楽曲、セットに投影される映像、そして、フェンシング。近くで見ると迫力があるものだと思います。そういうものにフォーカスを充てる舞台というのは僕が知る中では初めて。お芝居もそうですし、そういうところも全部含めておすすめしたい」と回答。ただ、そのうえで「一番おすすめしたい」とRIKUのとあるシーンを挙げた。「すごい若い時のマグナスが出てくるんですけど、なんの違和感もないんですよ……29歳だよね。なんで、あんな芝居できるの? あ、この子たぶん子どもだわって。THE RAMPAGEでは見られないようなRIKUくんの顔が見られるというところはおススメしたい」と強調した。

 取材では、客席との近さも話題に。

 正木は「ここまで近い距離で演劇や殺陣をすることはなかなかない。安全を第一に考えつつ、お客様には臨場感だったりを伝えたい」。糸川も「涙も止まらないし、穴という穴から全ての水分が吹き出ている。演劇やっていてここまで至近距離でみてもらえることがない。熱い作品をつくったのでこの至近距離で見てほしい」とアピール。

 それを踏まえて、藤田は「お客様には最終的には自分で身を守ってほしい」とメッセージした。

 フェンシングは、太田雄貴が監修、徳南堅太が指導を担当している。

 26日まで同所で。全16公演。