THE RAMPAGE RIKU、糸川耀士郎、浦川翔平らが「ホッ」劇中のフェンシングに太田雄貴から太鼓判
ミュージカル『フィーダシュタント』(港区・ニッショーホール、26日まで)の合同取材会で、キャストが安堵の表情と笑顔を見せるシーンがあった。
16日に行われた公開ゲネプロの直後に行われた合同取材会にフェンシングの太田雄貴がゲストとして登壇。司会者からキャストのフェンシングについて聞かれ、「100点です」と太鼓判を押した。
太田は劇中に登場するフェンシングを監修している。
「フェンシングということで結構軽い気持ちで話を受けてしまいましたが、韓国の作品を見たら、俳優さんたちが素晴らしくて、あんまりにも難しいことをやっているので、ちょっと受けたことを後悔しました」と笑い、「(フェンシングを)やっている僕らから見ても難しいことを短い準備期間で皆さんにやり切ってもらうためには、結構練習をしてもらわないといけなかった。今日それを簡単に超えてきてくれた。見てて本当に父親の気分でした。100点です」
出演者は殺陣の経験はあるとはいえ、フェンシングはビギナー。
主演のRIKUは、「今までものすごく大きい大剣を使って闘うキャラクターが多かった。稽古に入ってフェンシングには3種類あることを知ったりするなかで、初めての動きしかなくて、初めてダンスレッスンを受けたときのような感覚になったのをはっきり覚えています。だからこそ挑戦する意味があるな、と思いました。かなり太田さんやフェンシングチームのみなさんに甘えながらやって、なんとかできました」
キャスト陣が揃ってフェンシングに向き合う中で、ひとり「余裕を出した」のが藤田玲。演じるのは世界チャンピオンでフェンシングの英雄、そしてフェンシング選手を指導するという役どころ。「完璧じゃないといけないので本当にやりづらい役。完璧って何ぞやっていう」と、本人。
ただ実際には、「指導する側。太田さんのアドバイスは、余裕を出せということだったので、いろんなポイントを聞きながら、姿勢よく、いなす感じに」とのことだった。
『フィーダシュタント』は、韓国発の同名の大ヒットミュージカルを日本、そして日本人キャストで初めて上演するもの。戦争の空気が漂い始める約100年前のドイツが舞台になっている作品で、最高のフェンシングの選手になるために誰もが憧れるエリートスポーツ学校に集まった若者たちが激変する時代の波に巻き込まれながらも切磋琢磨。しかし、あることがきっかけで、学校の秘密を知ることになり……。
出演は、RIKU、糸川、浦川、藤田のほか、正木郁、吉高志音。