実務者や経験者が高校生に説く。アントレプレナーシップを身に着けるために必要なものは何か?

小宮山利恵子氏が基調講演(撮影・三田春樹)

 そして小宮山利恵子氏(株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長/東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授)が「アントレプレナーシップ教育が必要なワケ」というテーマで基調講演。

 小宮山氏は「世界の動き」「これからの学び」「一歩踏み出すということ」という3つのパートに分けて、スライドも多用しながら約30分間ステージを縦横無尽にめぐりながら熱っぽい講義を展開。

 Amazon GoやChatGPTの急速な進化やそれに伴う「人とAIの付き合い方」といったこともまじえ「世界の動き」を紹介。そして「これからの学び」として「昔はひとつのことを大量に正確に早くできる能力が必要だったが、今はそうではなく情報編集力が必要になっている。21世紀型スキルとしては論理力とか誰かと協同して働ける力が必要になっている。評価軸が変わっている」としたうえで「これまでの学校教育は失敗が少ない効率的なものが多かったのではないか。一つの正解をできるだけ早く確実に解くということが多かったのではないか。でもこれからは、一見無駄で失敗が多いんだけれども長い目で見ると生涯学習者にはこちらが必要なのではないかと思っている」とアナログ・五感を使った教育やアントンプレナーシップ教育の必要性について言及した。

 最後に「一歩踏み出すということ」について「はっきりとした地図はない。これまでは東大に行けば大丈夫だとか、会社に入れば終身雇用で大丈夫とかというのはあったが、もうない。一人一人がコンパスを持つ必要がある。動きながら考える。考えてから動くのでは遅い。社会の変化のスピードが速いから。30~40%くらい考えたら動く。そうしたら失敗する。なぜ、日本に起業家が少ないかというと、失敗に対する恐れが大きいから。これまでの教育が失敗せず、できるだけ早く一つの正解にたどり着く教育をしてきたから。それは仕方ない。それを念頭に置いて、どうにかして失敗ができる、チャレンジができるようなことをやらないといけない」と語ったうえで「失敗の話をすると必ず出てくるのが質と量のどっちが大事かという話。有名な陶芸教室の実験があって、その結果からいい作品、いい質は量からしか生まれない。質から質は生まれない。量からしかいいものは生まれない。ぜひ心に刻んでほしい」などと語った。

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