侍ジャパンが米国に競り勝ち14年ぶり3度目の優勝。MVPの大谷「栗山監督を優勝させることができて良かった」【WBC】
決勝の9回を締めくくり雄叫びをあげる大谷(写真:AP/アフロ)
野球の世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の決勝が3月21日(日本時間22日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、日本代表(侍ジャパン)が3-2でアメリカ代表を破り、3度目の優勝を果たした。アメリカ代表は前回大会に続く連覇はならなかった。
日本は2006年の第1回、2009年の第2回と連続優勝。2013年、2017年と準決勝で敗れ連続3位。今回は3大会ぶり、そして14年ぶりの優勝となった。
この日の決勝、日本は今永が先発。初回こそ0に抑えたものの、2回にターナーのソロホームランで先制を許してしまう。しかし日本はその裏、先頭打者の村上が右中間への同点ホームランですぐに追いつくと、一死満塁にまでチャンスを広げ、1番のヌートバーのファーストゴロの間に1点を勝ち越す。
日本は3回から戸郷が登板し2イニングを0に抑えると4回裏には先頭の岡本が左中間へのソロホームランで3-1と突き放す。日本はその後、高橋宏、伊藤、大勢とつなぎ5~7回をゼロに抑える。8回からダルビッシュを投入し、逃げ切りを図るもシュワーバーにソロホームランを浴び、3-2に詰め寄られる。続くターナーにセンター前ヒットを打たれ一死一塁となり嫌なムードが漂うが、続く2人を打ち取り、1点リードをキープ。