THE RAMPAGE 藤原樹が初座長「忘れることができないような最高の舞台に」佐藤流司、メンバーの龍らと舞台『カストルとポルックス』

 

 全15公演。最終日まで駆け抜ける。

「昨日の稽古で、わりと大事にしなきゃいけないシーンをやったときに勝利を確信しました」と、流司は静かに語り、「相当おもしろい作品になっていると自負しておりますので期待してほしい」。また、「ドラマでもなく映画でもなく舞台でやるからこそ意味のあると実感してもらえる作品。役者の熱や舞台ならではの美しさみたいなものを肌で感じていただきたい」と熱っぽく語った。

 通し稽古の最後に藤原は清々しい笑顔を浮かべ、「今日から10日間、ぶっ通しで15公演やります。みんなで一致団結して最高の作品をお届けしていきたい」と気合の入った挨拶でアピールしていた。

 4月2日まで同所で。

 

  THE RAMPAGE 龍の異様な存在感再び

 本作には、同じTHE RAMPAGEのメンバーの龍も出演している。町の平和を守る委員会を率いる役で、真っ白い衣装にお面という異様ないで立ちで登場。恵まれた体躯もあって、立っているだけで威圧感がある。

 劇中では、その行動の裏には何らかの理由がありそうだが、話は通じそうにないといった印象の役柄。

 龍は「稽古期間からかけがえのない時間で刺激的な日々」と語るとともに、「最高な舞台に携われることがうれしい。来ていただいた方は心の底にあるものが揺れると思う。いろんな感情を持って帰ることになると思います」、「全員の力を合わせ、一公演一公演を大切にして死ぬ気でかましたい」と意気込んでいた。

 

<他キャストのコメント>

新谷聖司
最高のメンバーで最高の作品。ここにいないキャストも含めて素晴らしい人たちばかり。こんな弟、一家にひとりほしいなって思えるように頑張ります。すばらしい作品。何度見ても感動できるお芝居をしたい。

田村升吾
流司君が書いた本がとにかく素晴らしく、それをこんな素敵なメンバーでやれるのが楽しいです。稽古場が毎日楽しく、勉強になることもすごくありました。舞台に立たせていただくことは多いのですが、今回はプレッシャーを感じています。すごい試されているような気がします。すごいものをみんなで背負っているという感覚です。みんなで頑張っていきます。10日間毎日楽しみながら、自分の役割を全うしたい。

山﨑晶吾
流司君が初めてのことをするこの作品に携われていることが誇らしい。今自分ができるすべてをかけて全力で挑みたい。何回見ても新しい発見があると思うので、何度も見てほしい。

うえきやサトシ
最高のメンバーで、台本通りに最高のものを届けられたらと思います。毎回違うと思うので、自分もいっぱいアドリブを頑張ります。

中村誠治郎
流司が原案・脚本・演出、樹くんが初座長という記念すべき公演。そんな作品に呼んでいただいた意味を考えながら自分にできることを一生懸命やってお客さんに楽しんでもらえるように頑張りたいと思います。唯一の40代ですが、キャストは年齢関係なくすごい才能の持ち主が集まっています。舞台は敷居が高いという印象が強いかもしれないですが、この作品は舞台を観たことがない人にも見やすい。これをきっかけに舞台が好きになっていただけるような作品だと思います。映画とかに比べるとお金も高いですけど、勇気を持って、騙されたと思って身に来て! 

北園涼
本当に素敵なメンバーが集められたので、その中に入れたことをうれしく思います。みなさんと過ごす時間を大切に最高に過ごせるように、日々精進していきたいです。感動できて笑える作品です。流司が脚本と演出をしているので、花を添えられるような公演にしていきたい。