前ウェルター級王者の松岡力が約1年ぶりの再起戦で判定勝ち。「後輩に示しがつかない」と王座返り咲きに意欲【Krush】

約1年半ぶりの勝利となった松岡(撮影・須山杏)

 約1年ぶりの試合については「緊張はないが年には勝てないなと思った」、試合展開については「倒す気満々だったが、体の不調が響いて踏み込めなかった。倒しに行きたかったが、それをさせてもらえなかった。実力不足」などと振り返った。

 今後については「今、ベルトを持っていない。チームキングスの最年長組なので、ベルトくらいは持っておかないと威厳がない。後輩たちに示しがつかないので、取りあえずKrushのベルト。その次はK-1のベルトを獲るのが最終目標なので、これから頑張っていきたい」と王座返り咲きを目指す意向を示した。

 松岡といえば、かつては敗れた後に引退を示唆する発言をすることもあったのだが「辞める辞める発言をしていたのは前のトレーナーの時。もう伸びしろがないと思ったから“辞める辞める”と言っていたが、今の『ベストトレーナー賞』をもらった秋元トレーナーが来てから伸びしろしかないと思っている。秋元とやって行けるところまで行って、行けなくなったら辞めようと思っている」とそのモチベーションの裏側を明かした。そして「次は誰が相手でも倒しにいく試合をする」と誓った。

「Krush.147」(3月25日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合/-77kg契約/3分3R
○大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R52秒、KO)森拓馬(team ALL-WIN)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R
●河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)(1R1分56秒、KO)大利賢佑(team ALL-WIN)○

◆第1試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
○岩﨑悠斗(ARROWS GYM)(判定3-0=29-28、29-28、29-28)三宅祐弥(Hacker GYM)●

◆第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●斎藤祐斗(JK TRIBE)(3R1分24秒、KO)髙橋直輝(若獅子会館)○

◆第3試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○近藤拳成(TEAM3K)(1R1分5秒、KO)斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第4試合/Krushスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
●山崎陽一(KIKUCHI GYM)(判定0-3=28-30、28-30、29-30)森田奈男樹(エイワスポーツジム)○

◆5試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○MOMOTARO(OGUNI-GYM)(延長判定2-0=9-10、10-9、10-9 ※本戦判定0-0=30-30、30-30、30-30)竹内将生(エイワスポーツジム)●

◆第6試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
○晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分13秒、KO)一航(新興ムエタイジム)●

◆第7試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)(1R1分49秒、KO)林勇汰(FLYSKY GYM)●

◆第8試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○近藤魁成(TEAM3K)(判定3-0=30-29、30-27、30-28)ヴィトー・トファネリ(ブラジリアンタイ/闘英館)●

◆セミファイナル(第9試合)/Krushウェルター級/3分3R・延長1R
○松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)海斗(LEGEND)●

◆メインイベント(第10試合)Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●玖村修平(王者/K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-3=28-30、28-30、28-29)森坂陸(挑戦者/エスジム)○
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