武尊が6月24日にパリで復帰戦。ベイリー・サグデンとのISKAタイトルマッチは「世界に日本の格闘技界のすごさを見せる試合にしたい」
会見は2部制で行われ、第1部では武尊とABEMAの新契約が発表された。ABEMAは武尊の試合や大会、イベントを独占で配信する権利を獲得。このフランスでの試合も「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生中継する。
そして第2部でパリで復帰戦を行うことが発表された。
対戦相手のサグデンは昨年3月にISKAのK-1ルールの63.5kg王座を獲得。今年の3月に防衛を果たしており、今回は2階級制覇を目指しての試合となる。
会見で武尊は「やっと復帰戦を発表できることをうれしく思っている。ずっとK-1でやっていたころから海外で試合をしたいと言っていた。今回、タイトルマッチという形で海外での試合が決定したことがすごくうれしいし、ISKAは海外でも権威のあるベルトなので、そこに挑戦できることと、数年前に一度タイトル戦が流れたことがあったので、そのリベンジというわけではないが、このチャンスにこのベルトを必ず獲って、世界に日本の格闘技界にはこんなに面白い選手がいて、こんなに強い選手がいるということを僕がアピールできて、日本の格闘技界がもっと世界に注目されるきっかけになればいいなと思っている」などと挨拶した。武尊は2020年の「K’FESTA.3」でISKAオリエンタルルール世界ライト級王者アダム・ブアフフとダブルタイトル戦を行う予定だったのだが、新型コロナウイルスの影響による渡航制限でブアフフの来日がかなわず、タイトル戦が中止になっていた。
サグデンは「(日本語で)コンニチハ。日本の皆さん、こんにちは。このような素晴らしい機会を武尊選手との試合で迎えることを光栄に思います。日本という限られた世界で活躍してきた選手に、世界で戦う厳しさを教えたいと思います」と挨拶。武尊の印象について問われた際にも「武尊選手は素晴らしい選手だと思いますが、限られた日本で限られた選手としかしていない。自分は世界の強豪と戦ってきた。彼がそういう対戦の準備ができているか、しっかり見せたい」などと随所にGLORYフェザー級のランカーとしてのプライドをにじませた。