THE RAMPAGE 浦川翔平、BUZZってる豊洲市場を見にいく!〈BUZZらないとイヤー! 第48回〉


出迎えてくれたマグロをドーンとナントカざんまいポーズで受け止める?

 マグロのオブジェ前で撮影をしているうちに建物を後にし始める見学者の姿も。「帰ってくる人もいますね、まだ始まって20分そこそこですよね」と翔平さん。その人たちにはおそらくせり見学とは別の目的があるんです。それはまた後ほど。

「ガランガランガラン」というせりの始まりを告げる鐘の音に促されて見学者ギャラリーに向かうと……「うわぁ、人すごい。大人気なんですね!」と翔平さん。動けないほどではないですが、そこそこの人出。長いギャラリーの手前の場所でせりが始まったために見学者が集中したようでした。

 事前のリサーチから5時半のスタート時に合わせて入場した人たちが抜けるタイミングがベスト!とやってきたのですが、なかなか計算通りにはいかないもの。特に西洋からの観光客の旅行シーズンの真っ只中というのも大きかったのかもしれません。


こちらが狙っていたタイミング……こうなるまでちょ~っと待ちました! 今更ですが、BUZZらないとイヤー!は「一般のお客さんと同じ目線を大切にしています。

 確かに賑やかですが、せりが行われているエリアは横に広がっていて見学者ギャラリーはせりのエリアを囲んでいます。窓の前のスペースを上手く見つけさえすれば、ガラス越しではありますが誰でも目の前でせりを見学できます。せりも手前で行われたり、奥で行われたりと、エリアのあちこちで次々に始まるので、どこに立っていても見られる印象です。

「まだ築地に市場があったころのせり見学の様子を聞いて比べると、きれいだし、受ける印象は随分変わりますね。進化してるんだって感じです」と、翔平さん。  


一番前を確保し、かぶりつき。これも大好きな「陳列」ですよね……しばらくそっとしておくことに。

 日々、豊洲市場に並ぶマグロは生鮮が200本、冷凍が1000本ほど。クロマグロ、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロなどさまざまな魚種が並びます。せりは、生鮮マグロ、冷凍マグロの順番で行われます。ただ、見学者ギャラリーからよく見えるのは冷凍マグロのせりで、生鮮マグロのせりはちょっと見づらいんです。


担当撮影

 せりが始まると、せり人と仲買人が手を挙げて「手やり」でスピーディーに売買が行われていきます。せり落とされたマグロは次々に青いシートの上に動かされ、運び出されて行きます。せりの最中はその音声がギャラリーに流れる工夫もされているので雰囲気も伝わります。

「あそこで手を挙げてジャンプしてる人がいますよ」と自らもジャンプして見せる翔平さんですが……ここからでは買えませんよ?

 時々ターレで運ばれていく生鮮マグロの姿が見られます。「ほら、あそこ。生が運ばれてきますよ……いったい1本いくらぐらいなんだろう」と翔平さん。マグロ取引の値段はキロ当たりです。見学ギャラリーからでは1本の値段を推測するのはちょっと難しそうです。


「手やり」の説明も

 見学者ギャラリーでは英語を中心にさまざまな言語が飛び交っています。もちろん日本語も聞こえるのですが、このタイミングではBUZZらないとイヤーの一団だけかもしれないと思ったほど。なかには英語で説明や実況をしている人もいてついつい盗み聞き。英語をマスターすることを今年の目標にしている翔平さんも自然と耳を傾けていたようで、「さっきの人は冷凍について話してましたよね、何度かフローズンって」

 スマホで動画を撮影したり、SNSにアップロードしたり……にぎやかでこの日は人が途切れることがほとんどなかった見学者ギャラリーで、BUZZの現場を目の当たりにしました。