15歳のDDT戦士・夢虹がマスクを脱いでの再スタートに意気込み「高校在学中にKO-D無差別級王者になりたい」【DDT】

2021年8月21日、富士通スタジアム川崎でのデビュー戦

 天性の運動神経のよさを誇るが、ムーンサルトやバック宙はプロレスを見て、独学でできたという。キッズレスラーになってから器械体操を始め、捻るような技も体得していき、さまざまな空中殺法を開発した。

 だが、「DDTeeen!!」時代は、学業との両立もあり、試合数が限られていたため苦悩もあった。「試合をいっぱい重ねることで、練習では得られないものがあるので、もっと試合をしたいなと思っていました」。

 それも今後は解消されることになる。4月からは高校に進学して、プロレスラーとしても再スタートを切る。「平日は学校が終わってからになりますので、近場なら出られます。土日は日帰りで帰れるところなら出られるし、土曜なら次の日は休みなんで、遠い所でもいいかな。僕は大阪出身なんで大阪の試合にはなるべく出たいです。東京で友達もたくさんできたので、東京でもいっぱい試合したいです」と熱く語った。

 まだ線が細いため、これからは体作りも重要になってくる。「最終的には100キロくらい欲しいけど、まずは80キロ、90キロくらいは欲しい。飯伏(幸太)さんとか、昔は空中戦とかやってたけど、体が大きくなって、今はパワーファイターに変わった。でも遠藤(哲哉)さんとか、大きいけど空中戦もいっぱいやってるんで、遠藤さんみたいなレスラーになりたい。体が大きくてもグルグル回れてすごいなって思います。体も大きくして、空中戦もやって、本格的なレスラーになっていきたい」と目標とするプロレスラーに大先輩の遠藤の名を挙げた。