FANTASTICSがANA格納庫で踊る 世界「なんかちょっと受け継げたかなっていう気分」

 新曲が飛行機がテーマになっていることから、ANAとのコラボレーションが決まり、実現したイベント。

 新曲は、音楽プロデューサーの亀田誠治とクリエイティブディレクターの佐藤可士和とのコラボシングル三部作の締めくくりとなる作品。ポップで華やか、青空をジェット機が飛んでいくような疾走感のある楽曲で、現在展開中の全国ツアー『FATASTICS LIVE TOUR 2023″FAN FAN JUMP”』のテーマソングにもなっている

 新曲について、佐藤は「(楽曲を)発表した時から、この曲が頭から離れないといった感想や、ミュージックビデオを見てくれた方々がすごく喜んでくださっている印象があったので、僕たちもなみなみならぬ気合で臨んでいます。三部作のラストにふさわしい楽曲ができたんじゃないかなと思ってます」

 亀田とのコラボレーションも楽しんだようで、「ファンタ愛を感じた」と中島。「本当に細かい音まで意識して作ってくださったのでうれしかったです。これからたくさんの思いをのせて届けていきたい」と、話した。

 イベントでは、堀と八木が飛行機にちなんだエピソードもシェア。2人とも新曲のミュージックビデオの撮影でロスに行った時のことで、堀は「楽しみで仕方がなくて、10時間以上のフライト時間をどう充実させようと便利グッズを調べて、スリッパからネックピローから何から何まですべて揃えて乗ったんですけど、ANAさんにはすべてが置いてあった。これから海外に行かれる方、準備はいりません(笑)」と旅のティップスを共有。

「楽しみと言えば機内食ですけど、勇征はめちゃくちゃ自分に怒ってましたね」と堀に促されて八木が話したのは、機内食を食べそびれそうになったという八木らしいエピソード。

「夜ご飯だったんですけど、すごく楽しみに乗っていたのに寝過ごしてしまって、(起きたときには)みんな食べ終わった状態でした。すぐにCAさんに残りはありますか?と聞いたら、2個も持ってきてくれて! 2個全部食べました。おいしかったです! 僕がぐっすり寝ていたせいで気を使って声をかけないでいてくれたと思うんです。その心遣いはうれしいなと思うんですけど、自分には腹がたちました」と、笑った。

 イベントでは、YouTubeやTikTok、リアルイベントなど、コラボ企画の内容も発表。メンバーが職場体験をしているような動画や、飛行機の前でのダンス動画、ANAフェスタでのキャンペーン、飛行機に乗って夢の種をくれた人に会いに行くドキュメンタリー動画などメニューも豊富だ。

 ダンス動画について、世界は「こんな短期間で飛行機の前で踊らせていただく機会が 2 回も来るとは思わなかったので、すごい嬉しかった。僕ら的には三代目 J SOUL BROTHERSさんが『Summer Madness』で(飛行機の前で)踊っていたので、なんかちょっと受け継げたかなっていう気分も味わいつつ踊れたので、すごく気持ち良かったです」と語った。

 イベントの締めくくりは新曲のパフォーマンス。

 世界が「パノラマをジェットしちゃいたいと思うので、このままジャンプしてどっか行かないように気をつけますっていうぐらいの勢いで。新学期とかね、新生活とかもあると思うんで、応援のメッセージも含めていっぱい頑張りたいと思います」と挨拶して、飛行機にも負けない広がりのあるサイズ感のパフォーマンスを披露した。

 パフォーマンス終了後、「世界さんが言うように離陸しかけました」と、澤本。息を弾ませながら「このように大きい飛行機の前で踊れることがとてもうれしいですし、(ANAの)スタッフの皆さんと一緒に楽しめたことが最高にうれしい」と笑顔を見せた。