IP王者・辰巳リカがバートビクセンを下し2度目の防衛に成功。5・5後楽園で鈴芽を迎撃【東京女子プロレス】

試合後、鈴芽(右)の挑戦アピールを辰巳が受諾

 試合後、辰巳にあこがれて東京女子に入団した鈴芽がリングインし「私にとって、プロレスラーになるなんて、できるわけない、あり得ないことだったんです。でも、人生を変えたのはリカさん、あなたです。私がベルトを巻くなんてあり得ないかもしれない。あなただから私はまた変われる。もう一度あり得ないことだってできちゃうって思ったので、挑戦させてください」とアピール。これを快諾した辰巳は決戦の場を5・5後楽園に指定した。

 バックステージで辰巳は「初防衛戦は初めて絡む未知の選手とやる怖さがあったんですけど、今回少し学んだというか慣れてきた感じがあって。でも強かった。(鈴芽の挑戦は?)このベルトと面白いハチャメチャなことをしていきたいので、そのためには数えきれないほどの防衛戦をやるしかない。去年のプリンセスカップで一本取られてるので、大事なものをかけたうえで、借りをキッチリ返したい」と王座防衛を期した。

 鈴芽は「今まで、あのベルトの挑戦権をかけて何度も試合をして、その度に届かなくて。その度に悔しくて。だけど今回は用意されたチャンスじゃなく、自分の意思でリカさんへの挑戦を決めました。人生で一番あり得ない、プロレスラーになるってことを実現してるので。リカさんを倒して、ベルトを巻くっていうあり得ないことを果たしにいきたい」と意気込んだ。

東京女子プロレス「STAND ALONE ’23」(4月15日、東京・後楽園ホール)
◆オープニングマッチ 15分一本勝負
○宮本もか(7分31秒、片エビ固め)鳥喰かや●
※鴻臚館

◆第二試合 20分一本勝負
愛野ユキ&猫はるな&●風城ハル(10分15秒、片エビ固め)鈴芽○&遠藤有栖&大久保琉那
※リング・ア・ベル

◆第三試合 20分一本勝負
○伊藤麻希&上福ゆき&上原わかな&凍雅(13分22秒、伊藤デラックス)渡辺未詩&乃蒼ヒカリ&らく&鈴木志乃●

◆第四試合 20分一本勝負
○中島翔子&ハイパーミサヲ(9分2秒、ノーザンライト・スープレックス・ホールド)荒井優希&HIMAWARI●
※特別レフェリー…青木詩織(SKE48)

◆第五試合 20分一本勝負
坂崎ユカ&●桐生真弥(12分36秒、片エビ固め)マックス・ジ・インペイラー&原宿ぽむ○
※ウェイストランド・ウォー・じゃすてぃす

◆セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉○辰巳リカ(10分55秒、胴絞めドラゴンスリーパー)バートビクセン●〈挑戦者〉
※第10代王者が2度目の防衛に成功。

◆メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉○瑞希(15分45秒、変形フェースロック)角田奈穂●〈挑戦者〉
※第12代王者が初防衛に成功。
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