飯野“notセクシー”雄貴が5・3横浜武道館でのKO-D無差別級王座戦に自信「セクシーを封印されてもベルトを獲っちまう!」
DDTプロレスのビッグマッチ「MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA」(5月3日、神奈川・横浜武道館)で“ハレンチユニット”フェロモンズの飯野“notセクシー”雄貴がDDTの最高峰KO-D無差別級王座(王者=火野裕士)に挑む。
そこで決戦が近づいた飯野に現在の胸中を聞いた。なお、飯野はディーノによると、もともとフェロモンの世界の住人であるため日本語は不得手で、基本的にはフェロモン語しか話せない。そのため、インタビューは飯野のフェロモン語を、ディーノが日本語に通訳する形で進行。同時にリーダー格のディーノも思いの丈をぶちまけた。
飯野は国士舘大学出身のラガーマンで、同団体入りしてからは大型のパワーファイターとして活躍。かつては、竹下幸之介が率いたオールアウトに所属。2019年11月24日には東京・後楽園ホールで、当時HARASHIMAが保持していた同王座に初挑戦し、あと一歩のところまで追い詰めたこともある。
その後、オールアウトは解散し、2021年8月に男色ディーノ(男色“ダンディ”ディーノ)とフェロモンズを結成し、リングネームを飯野“セクシー”雄貴に改めた。放送コードすれすれのフェロモンズはDDTマットに大混乱をもたらせたが、飯野はDDT EXTREME、KO-D6人タッグ王座を戴冠し、ただのイロモノではない実力者ぶりも見せつけた。今回、“セクシー”を封印することを条件に、飯野“notセクシー”雄貴として無差別級王座への挑戦権を得た。ただし、王座戦までにセクシーさを漏らしたらタイトル戦は“無効”となる。
――今回の無差別級王座への挑戦アピールは、やはりDDTのテッペンを取りたいからですか?
飯野「ノット・セクシー!(基本的には何も言わず、結果だけ残して上に行くつもりだった。いつまでもDDTはDDT内で起こってる現実を直視しない。フェロモンズがどんどんフェロモニアンを増やしてる現実を直視しない。それなら、不本意ながら、こっちからぶち上げてやるかという気持ちになった)」
――最近フェロモンズは試合順が下に組まれることが多くなっていましたが…。
飯野「ノット・セクシー!(我々は試合順には一切こだわってない。今回のタイトルマッチだってメインイベントである必要なんかないとさえ思ってる。ただ、そこにいるお客さんたちに、フェロモンを届けられればいいんだが、会社がメインにしたなら、それなりの戦いをしてやる。試合順じゃないところで、DDTが我々の残してる結果に目をつぶってることには納得できない)」
――フェロモンズは会場のファンからの支持率も高く、公式動画の再生回数も多く、会社に貢献していると思います。それでもDDTはいまだに「討伐」と言っている、この現実をどう思いますか?
ディーノ「それに関しては“討伐ビジネス”だと思ってる。会社が討伐するという名目で、ビジネスをやってるだけだと感じてる。我々は討伐されることなんてないが、仮に討伐されてしまう力の差があれば、ヤツらはこっちをギリギリまで野放しにして、向こうのビジネスを成立させようとするだろう。そういう状態に違いない。会社としての表向きのことがあるから、討伐という形を取ってるだけで、本当は続けたいんじゃないかという疑問が最近沸き始めた」