実行委員会に与野党の大物議員の名がずらり。2028年ロスの五輪種目化目指す【KICK BOXING WORLD CUP】

旧K-1でともに戦った佐竹雅昭氏(左)と武蔵氏の2ショットが実現

 会見には会長代行の川阪進治氏(アジア太平洋経済環境研究会 会長/一般社団法人キックボクシング協会 会長)と佐竹氏、実行委員長の松浪健四郎氏(日本体育大学理事長/元文部科学副大臣)と大澤貫寿氏(東京農業大学理事長)、実行副委員長のホースト氏と武蔵氏、同じく実行副委員長の土居龍晴氏(一般社団法人キックボクシング協会 理事長)が登壇した。

 会見では川阪氏が開催趣旨を説明。日本発祥のキックボクシングに接し、武士道精神を学ぶことでの青少年の健全な育成や、キックボクシングによる国際親善、国際平和への貢献などを挙げた。そして2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックの種目に選ばれることも目指すという。

 そして土居氏が「私はアーネスト・ホーストのセコンドとして、旧K-1の舞台でいい景色を見させてもらった。いい時代だった。今は軽量級を中心に燃え上がっている。キックボクシングは興行、イベントとして過去も現在も点として繁栄があった。それを私たちは線としてつなぎ、縦の軸として、また国境・団体を越えて横の軸として、縦と横の軸を起点にして円にして、それを大きな円にしていきたい。キックボクシング界のビッグバンを起こしたいと思っている。既存の格闘技イベントにはないスポーツ競技として、野球やサッカー、ボクシングに並ぶ、見劣りのしないメジャー競技として、アマチュア、プロがしっかりした競技として、国際親善、国際交流、日本が誇るべき修練の中で生まれる武士道精神、思いやりの精神を表し、礼に始まり礼に終わるという形での、選手同士のののしり合いのない、きれいな形で模範となるような大会にしていきたいと思っている」などと大会の目指すところを示した。