5・3横浜武道館でのUNIVERSAL王座戦に向け、王者・遠藤哲哉と挑戦者・MAOが持論を展開【DDT】
1年前、MAOはUNIVERSALのベルトを巻いていたが、「去年巻いたときは(コロナで)まだ世の中があまりいい状況ではなかった。外から来れないし、自分が外に行くのは厳しい状況で。戴冠してそのなかでも中澤(マイケル)さんだったり、朱崇花だったり。ベルト獲ったのは佐々木(大輔)さん、葛西(純)さんとの3WAYだったり。制限がいろいろあったなかでは幅広い、自分のなかではすごいユニバーサルという言葉の意味にこだわって、やってたつもりだったんですけど。そのときは世の中が良くなかった。今、世の中も良くなって、しかもAEWの中継もしてるFITE TVの中継が入ってるような大会をDDTが米国で開けるということが、どんだけ尊いことか。そんななかで米国に(遠藤哲哉は)UNIVERSALチャンピオンとして行って、無差別級チャンピオンは行かなかったんですよ。UNIVERSALチャンピオンがDDTの顔として行くってなかで、あんときホントに俺が持ってたらって、気持ちが強い。今、良くなった世の中だからこそ、去年持ってたときとは、今、持つUNIVERSALの意味は全然違います」と力説。
防衛ロードについて、遠藤は「私のなかでのチャンピオン像は遠藤哲哉というDDT所属の選手。チャンピオンはDDTに来た人しか見れない存在でありたいと思っております」と語った。そして、形勢不利だった前哨戦において、4・22福岡では勝利できたことで「吹っ切れた部分もありますけど、すべてに答えは出せてない。UNIVERSALのタイトル戦が終わっても、まだ僕のなかで悩み続けなければいけない部分でもある。これは1日2日で答えが出るものではない。ただ、その先に行くのは、5月3日、勝たなければいけない。正直、口では完敗。せめて試合で勝って、UNIVERSALの未来というか、そういうのを見せていけたら」と締めくくった。