ふぉ~ゆ~の福田悠太、最新主演舞台で天使姿に「ずっとこれで。メンバーと4人で天使になろうかな」


 福田にとって「いつか必ず出たいと思っていた念願の鴻上の舞台。鴻上がキャスティングについて「去年舞台を見たときに上手い俳優がいるなと思った」と説明すると、福田は「今のようなことをコメントに書かれたとき勘弁してくれと思った。……料理もおいしくないって言われて食べておいしかった時の感動は大きいじゃないですか。ハードルあがった。それを乗り越えてお客様に感動をお届けしたいと思っています」と意気込んだ。

 神様役の渡辺いっけいによれば、舞台上では福田と渡辺による丁々発止なやり取りもあるという。「何をしても受け止めてくれる。(いっけいからは)勉強することしかない」(福田)、「この人に思いっきり遊ばせてもらってます」(渡辺)と互いをベタ褒め。この日のフォトコールで公開されたシーンでも息の合った掛け合いを見せた。

 


 1カ月超を稽古場で過ごした。福田は「作品としての手応えは”ありあり”。鴻上さんも言っているようにおすすめ、見たほうがいい舞台だと思います。僕が出ていなくて客席で見ていたら悔しい思いをするような、役者として出たかったなという作品になっている」

 見どころについて聞かれると「生で天使が見れる、生で神様が見れること」と福田。さらに「鴻上さんの演出により濃密なドラマがサザンシアターの舞台上で繰り広げられます。演劇はこの瞬間ここでしか見られないのでそこが見どころ」と話した。

 取材には、大野いと、田畑智子も出席した。

 21日まで同所で。27・28日に大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで公演がある。

渡辺いっけい「僕は僕のためにこの舞台を頑張る」

 取材でもフォトコールでも、福田と息の合ったところを見せた渡辺。舞台では、神様とスピリチュアルグループのボスを演じる。

 この日は、神様の姿の影響もあったのか終始不思議な空気感をまといながら応答。

 冒頭の挨拶では「35年前に鴻上さんの劇団のオーディションを受けて落ちた人間です。このチームに呼んでいただいたのがうれしくて、稽古でシャカリキに頑張りました。(鴻上に)ベテランだからあまりダメ出ししないと言われていたんですけど、どうしても(ダメだしを)受けたくて、いろんなことをやりました。その結果を披露できるのがうれしいです。福ちゃん(福田)とか関係ない。僕は僕のためにこの芝居を頑張ります」と、意気込んでいた。