「活動のテーマは “日本を元気に!” 」一木広治氏、SDGsの課題解決を早稲田大で伝授
早稲田大学では、文部科学省が推進する「グローバルアントレプレナー育成促進事業」に選定されている「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」の一環として、注目のトップリーダーを講師に招く特別講義「起業特論Aトップリーダーマネジメント」を開講(全7回)。第1回目の講師は一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事の一木広治氏だ。
一木氏は「日本を元気に! JAPAN MOVE UP BEYOND 2020に向けて」をテーマに登壇。130人以上の学生に向けて「2019年にグローバル科学知研究所を立ち上げ、僕はSDGsフロンティアラボを担当しています。内閣府の『beyond2020プログラム』認証事業として『BEYOND 2020 NEXT FORUM』というフォーラム型のプロジェクトも実行してきました。学生の皆さんとも連携しようと『Beyond 2020 NEXT PROJECT』という活動も行っています」と語りかけた。
早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、一級建築士の資格を取得。大阪大学の招へい教授、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会、地方自治体や企業の顧問、著書に『超人脈術』『夢を実現するパラレルキャリア』(共に主婦の友社)を持つなど多方面にわたって活動する一木氏。自身の学生時代を「僕らの時代はバブル期で、さまざまなイベントをプロデュースしていました。六本木のディスコを十数店舗貸し切った『ロンドン・クラビング・パーティー』というイベントでは、スポンサーに資生堂がついて、深夜番組『オールナイトフジ』で放送されました」と振り返る。
続いて「僕の活動のテーマは “日本を元気に!” なんですけど、東京2020オリンピック・パラリンピックの招致活動をしている時に、ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』のパーソナリティーも始めました。この番組では『SDGsピースコミュニケーションプロジェクト』といって、社会課題の解決に向けたアクション&オピニオン参加型プロジェクトも連動しています」と、ゲスト出演者による「ピースコミュニケーション宣言」を紹介した。
さらに「二十一世紀倶楽部」「夢の課外授業」といったライフワークについても解説。「中でも、被災地の子どもたちにダンスを教えて発表の場を設ける『中学生Rising Sun Project』という活動があります。参加生徒が全員でダンスを覚えて発表するのですが、男女の垣根を超えてダンスが苦手な子にも教え合うので思い出が作れるんです。集大成として東京2020オリンピックの聖火リレーセレブレーションで配信も交えて発表しました」といった成果も披露した。