男性20歳「大学やバイト先でマスクを外すのが恥ずかしい」【黒田勇樹のHP人生相談 133人目】
黒田勇樹
「外しましょう。一生付き合っていくものだから、見せちゃった方がいい」
確かに!特に若い世代からすれば、昭和生まれの僕らから言うと「パンツ履くか履かないか」ぐらい、重要な問題ですよね。
ミロのヴィーナスだったかな?腕がない状態で発見された女性の石像なのですが、ある美術家が「無い部分を、それぞれが自分の理想通りに想像するから“完璧”に美しい」と、言っていました。マスクにも同じような効果があるから「見えない部分を相手が都合よく想像してしまう」そうです。昔から「歯科助手が可愛い」と言われていたのは、この効果も大きいそうです。もう半分は、歯医者は大体「バイトを顔で選んでる」な気もしますが。
何が言いたいのかというと、相談者さんの抱えているプレッシャーは、マスクをし続ければし続けるほど「相手からの理想が高くなってしまう」部分ですよね。
外しましょう。
政府の見解を調べてみたところ“これまで屋外では、マスク着用は原則不要、屋内では原則着用としていましたが、令和5年3月13日以降、マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、ご配慮をお願いします”だってさ!医療機関とか満員電車以外では「外しちゃってもいいぜ!」って感じです(正確な情報は、ちゃんと自分で調べてね)
僕は科学や医療の専門家ではないのでこういう時は「だって、国がそう言ってるんだもん」と、責任を放り投げて、判断するようにしているのですがとりあえず「健康・安全」については、これでクリア。
本題の、見た目についてですが「一生付き合っていくものだから、見せちゃった方がいいよ!」です。
人間、それぞれ好みがあって、俺はアレ「遺伝子レベル」の問題だと思っているので、相談者さんの顔が、どストライクの遺伝子を持った人が、世界には必ずいます。
日頃、外さなくても「食事の時だけ、ワザと対面に座って外す」とかから、慣らしていくのがいいんじゃないかと思います。
あと、夏はマジ、屋外では、マスク外した方がいいよ!
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1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23