“長老”城戸康裕が試合前の選手同士の煽り合いに物申す「野球選手やサッカー選手は絶対しない」【RIZIN.42】

昨今の格闘技界の風潮に警鐘を鳴らした城戸

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)の前々日インタビューが5月4日、都内で開催された。

 RIZIN初参戦となる元K-1ファイターの城戸康裕(TEAM ONE)が昨今の格闘技界でよくみられる試合前のSNS等での煽り合いについて警鐘を鳴らした。

 城戸はRIZIN初参戦となる今大会で木村“ケルベロス”颯太(NJKF心将塾)と対戦する。城戸は今回、急きょの参戦ということもあり、3週間で13kgという未知な減量に取り組み、その状況をSNSにアップ。そこに木村が絡んだのだが、城戸は完全スルーしていた。

 この件を踏まえたうえで城戸は「ツイッターとかでいろいろあるけど、なんで俺に対して怒っているのか分からない。“俺がなにをした?”と。俺は試合が決まっただけ。相手とはなんの因縁もないわけですよ。“なんで怒られてんの?”と思って。“俺、なにしたの?”って感じです。年齢も18歳違う。彼が生まれる前から格闘技を最前線でやっている。直接何をしたわけではないけど大先輩。例えばプロ野球の巨人の選手が明日対戦する広島の大先輩の投手に対して“お前の球なんて止まって見えるんだよ。余裕で打ち返せるんだよ。早く引退しちまえ”と言ったら、球団からブチ切れられるし出場停止になる。ただ、なぜか格闘技界ではこれが許されている。これは本当によくないと思っている。大谷翔平、イチロー、松井秀喜、中田英寿がそういうことするかといえば絶対にしない。俺はこれは格闘技の闇だと思っている。こんなことで格闘技を伸ばしちゃいけない。俺は佐藤嘉洋さん、魔裟斗さん、新田(明臣)さんだったりいろいろな先輩にちゃんとやってきた。“おい!武田幸三、てめえこの野郎、やってやるぞ!”とか言うわけない。こういうのは何とかしなければいけない」と一気にまくし立てた。

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