ロッタンがヒジ一発でタバレスをKO。解説の武尊「強いし試合が面白い」【ONE】

ロッタンの右ストレート(©ONE Championship)

 今回、ロッタンの試合はオープンフィンガーグローブ(OFG)で行われるのだが「オープンフィンガーのほうが組みがしやすいんで、ムエタイの選手は有利なんだろうなと感じる。パンチもOFGのほうが表面の痛さは感じやすいのかなと思う。練習で使ったことはある。拳に衝撃が来る。もらったほうも拳の固さが直に来る。僕は脳の中より表面の痛さを感じた」と自らの経験もまじえて語った。

 試合は1R、ともにオーソドックススタイルの2人。ともにローを蹴り合うスタート。ロッタンのパンチ、ロッタンが蹴り足をキャッチした際にバックヒジを合わせるタバレス。タバレスもロー。ロッタンは前蹴りをつかんでからの左ボディー。ともに会場に音が鳴り響くローを蹴り合う。ロッタンは前蹴りをつかんでの右ストレート、右ストレートから左ロー。ラウンド終盤、パンチをまとめるロッタン。1R終了時点、武尊は「積極性とダメージではロッタンでは」という見立て。

 2R、タバレスが積極的に前に出るが押し返すロッタン。縦ヒジでタバレスがスリップダウン。ロッタンは蹴り足をつかんでのパンチ、そしてパンチの連打で追い込んでいく。ロッタンがワンツーを顔面にヒット。ケージに詰めて、前蹴りをつかんで左ボディー。ここにバックヒジを放ったタバレスにロッタンが左のヒジを打ち込むとタバレスがダウン。そのまま立ち上がれず、ロッタンのKO勝ちとなった。