フェザー級戦線を占う新美貴士vs寺田匠、MOMOTAROvs稲垣澪の2試合は元王者vs新鋭の図式【Krush】

MOMOTARO(左)と稲垣澪

 昨年5月に稲垣に勝利を収めている寺田は「前回の試合から10カ月ぶりの試合。この10カ月間、大きなケガもなく、オランダ修行に行ったり、とても濃い10カ月だった。自分がどれくらい成長したか楽しみに見ていてください」と腕をぶす。今年3月の「RISE ELDORADO 2023」で行われたRISEとの対抗戦で門口佳佑に敗れて以来の再起戦となる新美は「1年ぶりくらいのKrush参戦。KrushらしいKO勝ちをして、もう一度トップ戦線に行けるように絶対に勝ちたいと思っている」と再浮上に意欲を見せた。

 また元王者vs新鋭という図式については稲垣は「リングの上での試合の経験はすごく大きいものだとやっていて思うので、どう食いついていくかを見てほしい」、MOMOTAROは「「戦績も倍以上、自分はやっている。若さに負けない試合。試合でもまだまだ若い選手には負けないという姿勢をこの試合で見せていきたい」、寺田は「キャリアはあまり気にしてない」、新美は「まだ6戦くらいの選手なので、一戦一戦強くなるスピードは速いと思う。次もまた強いのかなと思う。もともと強い選手と思っていたので試合が楽しみ」とそれぞれ語った。

 またMOMOTAROは「まだまだ若い選手には負けない姿を見てもらって、30代の同年代の選手や、普通の仕事をしている方々にも勇気や感動、いい刺激を与えられるような試合をしていきたいと思っている」、新美は「僕も29歳で、どんどん若い選手や強い選手が出てくる中で、一戦一戦、負けたら次はないんじゃないかという危機感がある。死ぬ気で勝ってトップ戦線に行かないと、先はないのかなと毎回思って試合をしている。そういう気持ちだったりを出せればと思っている」と若い選手に挑まれる時の心境を明かした。

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)
〈5月9日発表のカード〉
◆Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
大沢文也(王者/ザウルスプロモーション)vs 里見柚己(挑戦者/team NOVA)
※王者・大沢は初防衛戦※

◆Krushフェザー級/3分3R・延長1R
新美貴士(名古屋JKファクトリー)vs 寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆Krushフェザー級/3分3R・延長1R
MOMOTARO(OGUNI-GYM)vs 稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)
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