“東京だけ”の魔法省! 6月に開業迫るハリポタ施設で3つ目のセット公開
6月16日に開業する「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で『ハリー・ポッター』シリーズなどに登場する魔法省のフルスケールのセットが完成、11日、報道陣に初公開された。魔法省のセットは東京でしか見られないセットで、国内外から熱い視線を集めそうだ。
面積は900平方メートル、壁の高さは9メートルという、『ハリー・ポッター』シリーズのなかでも最大級のセット。大理石の柱上に乗る魔女と魔法使い、その下で押しつぶされるマグルたちを描いた「魔法は力なり(Magic is Might)」の文字が刻まれた像もある。
このセットが登場する場面には、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』で、ハリー、ロン、ハーマイオニーが職員に扮して潜入したシーンなどがある。
セットを見まわすと目に入ってくるのがタイルで、6色に塗装された3万枚以上のタイルが作られ使われている。また、ゲートは映画の撮影で実際に使われていたもので、ワーナーのアーカイブに保存されていたものを、東京に持ち込んだという。
また、劇中で魔法省の職員たちた通勤に使用する巨大な暖炉などもあり、オープンした後には暖炉の一つに入り、スモークや照明の効果でフルーパウダー(煙突飛行粉)を体にふりかける体験を写真や動画で撮影できる。
この日、セットでは「世界初《魔法省》完成記念イベント」が行われ、LiLiCoと『ハリー・ポッター』シリーズの大ファンという俳優の加藤諒が出席した。
LiLiCoは「ここに通勤できるのがうらやましい。これだったら仕事に行くなと思います。(魔法省と聞いて)どういうふうになるのかなって想像しましたが、それを何倍も超えてびっくりです。スケール感、開放感、リアル感……さすがに映画に携わったみなさんが作ってきたという」と大興奮。
加藤も「緊張感があるシーンが多いから……はしゃいでいいのかなってところがりますね」と大はしゃぎだった。
同施設は、「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの映画製作の裏側を体感できるアジア発のエンターテイメント施設。ウォークスルー型で、園内に登場するホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な大広間やダイアゴン横丁、禁じられた森といった映画のセットを歩いて巡る。
開業に向けて、施設では準備が進んでいる。現時点で、魔法省の他に、9と3/4番線ホームと大広間のセットが公開されている。