5類移行後の “血液不足” を解消へ 東京都医師会が都内で「献血会」を開催
新型コロナウイルスの5類移行を受け、感染状況がひと段落した一方で、若者を中心に献血者数が減少傾向にあるという。そこで東京都医師会は12日、医師会内部や近隣ビルのテナント企業、事業者などに呼びかけ、都内で献血会を開催した。
12日、都内で開催された東京都医師会による「献血会」
東京都医師会の尾﨑治夫会長は、9日の定例記者会見で「今は企業のリモート勤務が増え、大学がオンライン授業になるなどしています。献血活動というのは、職場や学校に献血バスがお邪魔して希望者を募ってきたわけですが、献血者数はここ数年で減少傾向にある。輸血が必要な患者さんが減っているわけではなく、5類に移行したことで医療現場の手術件数も戻りつつあるので、輸血用の血液が不足しているのが現状です」と危機感を訴えていた。
今回で3回目となる東京都医師会主催の献血会。主な流れは会場で受付を済ませ、検温、血圧や脈拍、体重を測定し、健康状態に関する質問に回答して献血バスへ移動。