5類移行後の “血液不足” を解消へ 東京都医師会が都内で「献血会」を開催
採血時間は全血献血でおよそ15分程度で、スムーズに採血できるよう配慮されている
献血バス内で問診とヘモグロビン濃度測定、血液型事前検査を行い、採血ベッドに移動して採血を開始する。採血時間は全血献血でおよそ15分程度。途中で血流を促すために握り棒を手渡され、体を温める毛布や使い捨てカイロが用意されるなど、スムーズに採血できるよう配慮されていたのが印象的だ。全体の所要時間は約30分で、献血者にはサービスで生化学検査と血球計数検査の結果を通知している。
血液は長期保存ができず、人工的につくることもできない。また、1人の人が1年間に献血できる回数や量には上限があり、安定的な血液製剤の供給には絶えず献血への協力が必要だ。献血できるのは16~69歳まで(条件による)で、地域の献血ルームや献血バスにて行っており、身分証明書と、薬を飲んでいる人はおくすり手帳を持参のこと。
献血会場ではマスク着用が推奨され、献血バスは車内換気扇により常時空気の入れ替えを行っている。新型コロナウイルスのワクチン接種後の献血は組み換えたんぱく質ワクチンは24時間、mRNAを含むRNAワクチンは48時間、ウイルスベクターワクチンは6週間を経過すれば可能。
東京都赤十字血液センターでは献血に協力できる企業や団体を募集している。献血ルームの詳細や献血バスの運行スケジュール、団体献血の問い合わせはウェブサイトまで。