吉成名高がヒザ一発で戦慄の1RKO勝ち。ラジャダムナン2階級王者へ視界良好【KICKBOXING WORLD CUP】

この強烈なヒザでKO勝ち(撮影・三田春樹)

 試合後のマイクでは「今回、まず、わざわざタイから来ていただいたペットナコン選手には感謝を伝えたい。あとは相手選手が体重が軽くて、自分のほうがパワーがあったんで1Rから倒していこうというプランがうまくはまったなという印象です。(最後のヒザは)いつも練習している技なので、作戦通りです。普段からあまりプレッシャーを感じない人なので、いつも通りの試合をすれば必ず勝てるという自信があるので、今日も固くならずにいつも通り動けました」と試合を振り返った。

 そして「自分は小学校のころからムエタイをやってきて、ムエタイに誇りを持っています。7月9日にBOMでずっと目標であったラジャダムナンのタイトルマッチが決まっているので、そこに向けていい弾みがついたという気持ちです。次戦、渋谷のO-WESTで試合が決まっていて、そこの相手は強くて、これからずっと練習しないと勝てないような相手。しっかり練習して勝って、世界でタイ人以外は成し遂げていないラジャダムナンの2階級王者を必ず成し遂げようと思っているので、ぜひ会場に応援しに来てください」と2階級制覇に向けての意欲を見せた。