現役女子高生ファイターMARIAがピーター・アーツの長女に判定勝ち。高校生のうちに王座獲得が目標【KICKBOXING WORLD CUP】

MARIAが前蹴りで突き放す(撮影・三田春樹)

 2R、激しい打ち合いとなるが押し込むのはMARIA。MARIAはバックブロー。MARIAの圧にアーツは蹴りを出すことができない。MARIAはスイッチを繰り返し幻惑してから右バックブロー。アーツは右ミドルもMARIAは距離を詰めてワンツー。アーツは下がりながらも右フックをヒット。しかしMARIAの突進は止められない。

 3R、先に手を出すアーツだが、MARIAがすぐに圧をかけ返す。打ち合いの中でローブローがあったか、一時中断。再開後、サウスポーからバックブローのMARIA。これは空振りもそのまま前に出てパンチの連打でコーナーに追い込む。アーツも反撃するが、MARIAは左ストレートでアゴを上げさせる。そしてなおもパンチの連打で下がらせる。アーツは組み付きヒザも有効打にはならず。そしてなおも前に出てパンチを当てていくMARIA。

 試合は判定となったが、常に主導権を握り続けたMARIAが3-0の判定勝ちを収めた。