現役女子高生ファイターMARIAがピーター・アーツの長女に判定勝ち。高校生のうちに王座獲得が目標【KICKBOXING WORLD CUP】
2人のパンチが交錯(撮影・三田春樹)
試合後の会見でMARIAは「緊張と、あと全力でやったのであんまり覚えてないんですが、取りあえず勝てたことがうれしいので、喋れないです(笑)。(アーツは)手足が長くて蹴りが長いので自分の距離を作るにはパンチかと思って、1R目からパンチでガツガツ行きました。(勝因は)自分はガツガツ行くしか取り柄がないと思っているので、気持ちでパンチを出すしかない」などと試合を振り返った。
アーツとの身長差やリーチ差を克服しての勝利だったのだが本人としては「自分は前蹴りを止めたりして自分の距離にするようにしようと思っていたが、それが試合ではできなかったので、それが課題かなと思う。身長が高いなと思ったけど、気合で頑張ってやろうと思いました」と反省点も。
現在、高校3年生。卒業後もキックボクシングを続けるかについては「それは考え中です」と言いつつも、今後の目標としては「“まずベルトを獲ってから”と考えているので、取り敢えずベルトを獲るのが目標。55kgで高校3年生のうちに王者になりたい」と来年3月までの王座獲りを誓った。