「新しいPSYCHIC FEVERを届けたい!」 タイでの経験を反映した最新作リリース、そして初の単独ツアーへ

 

「世界に向けてやろう!になった」

ーー前にお話した時は「日本の観客に向けて」「タイのオーディエンスに向けて」というフレーズが多かったのですが、「To The Top feat. DVI」が日本やタイだけではなくいろんなところで支持された今、”どこに向けて”っていう考え方、してますか?

龍臣:今はもうしてないねえ。

廉:……絶対してないな。

JIMMY:悩んだ結果、世界に向けてやろう!になったんですよね(笑)。日本人だから日本、タイにいるからタイとかそんなの気にしている場合じゃないねって。どこに行っても、サイキックはサイキック。そこの音楽を感じて吸収したものがPSYCHIC FEVER、僕らのエンターテイメントの届け方ができればいいって。タイでコラボ楽曲が生まれたのだってそうだし。視野が広がったんです、そんなとこじゃないって。これはファンのみなさんに教えてもらったことです。

自分たちのライブのスタイルを確立したい

ーー EPがリリースされるとツアーが迫ってきます。EP同様、パフォーマンスの面でも変化や新しさが期待できそうです。

剣:パフォーマンスも同じで、タイで柔軟であることの大切さを学びました。ツアーは「Jr.EXILE LIVE-EXPO 2022」で見せたものとも明らかに変わっていると思うので楽しみにしてほしいです! というのも、僕らはあの日、タイでやってきたことを見せてやろう、タイスタイルで行ってやろうと意気込んでたんです。それで良かった部分もありましたし、自分たちの考えだけでやってたなという部分もあって。今、日本のオーディエンスに向けてといった”寄せる”考え方ではなく、自分たちのスタイルを確立するにはどうしたらいいかを考えながら準備を進めています。EPも完成し初お披露目の楽曲も多いです。楽曲たちが歩みだす最初の一歩、それにライブとしての最初の一歩でもあるのでいろいろ考えてます。

廉:会場がライブハウスなので、お客さんとの距離も近いし、音がすごくいい。音源で聴くのとまた違うイメージで楽曲を聴いてもらえると思います。それと……ビートボックスとかも、もしかしたらやるかもしれないし……ちゃんと自分のマイクでやってみたい。

JIMMY:ライブハウスってビートボックスは一番いいって言うよね。

廉:一番推奨されてる空間ですから!

「予想もつかないライブに」

椋雅:予想もつかないライブにしたいんですよ。来て下さる方は、このEPの収録曲とアルバムの曲だろうねって予想されてると思うんですけど……攻めた曲をしたいね、……それ以外の曲もやれたらいいねって。

JIMMY:自前の機材を持ち込んで作って宿泊先が変わるたびにセッティングしなおしていたタイでのスタジオ作業……その苦労が日の目を浴びるツアーになるんじゃないかと思ってます(笑)。

龍臣:やってましたよね、すごかった(笑)。

椋雅:4公演のツアーですけど、僕たちはこれだけで終わるつもりはないです。気合入れてやっていきたいと思います。