引退の石川佳純「どんなに失敗しても“何回でもチャレンジ”という言葉に励まされた」
引退会見を行った石川佳純
卓球女子の五輪メダリスト、石川佳純(全農)が5月18日、都内で引退会見を行った。石川は1日に自身のインスタグラムで競技からの引退を発表していた。
会見で石川は自らの卓球人生について「自分自身に向き合うことを常に意識していました。特に現役生活が長くなればなるほど苦しい時間も増えてくる部分も多かったんですが、自分自身、向き合うことをあきらめないというか、そこから逃げないという自分なりの強いポリシーは持っていて、そこを最後までしっかり果たせたことはうれしく思います。またプロとして18歳19歳から活動させていただき、たくさんの方に応援していただいた。その中で常に自分の100%を出すのは最低限の責任かと思って頑張ってきました」振り返った。
アスリートとして人として心がけていたことについては「自分が小さいころに憧れていた選手だったり、こんな選手になりたいなという選手はたくさんいたんですが、自分自身が大人になって日本代表としてプレーさせてもらうようになって、成績はもちろんですが、それ以外の場面でも“こういうふうになりたいな。こういう選手になりたいな”と思ってもらえるような自分でいたいと思いましたし、またそういう気持ちが自分自身を成長させてくれました。苦しい時期やつらい時期はたくさんあったんですが、そういう場面が自分を人としても選手としても大きく成長させてもらったかなと思っています」と語った。