引退の石川佳純「どんなに失敗しても“何回でもチャレンジ”という言葉に励まされた」
カメラマンのリクエストに応えてサーブのポーズ
順風満帆なことばかりではなかったのだが、そういう苦しい時期から一歩踏み出せた原動力については「頑張って努力をした結果、いい成績が出るという言葉があると思うんですが、私自身は長くやっているとそう思えない時もあったりして。頑張って成績が出ていた時よりも、頑張ってもなかなか結果がそれ以上に出なかった苦しい時期もあった。そこからがスタートなのかなと思った時期もあったんですが、その中で学んだことは、続ける事の大切さ。どんなに失敗しても“何回でもチャレンジ”という言葉に自分自身も励まされたし、失敗しても何回でもチャレンジできた。大切なのはそこかなと思って活動してきました」と継続することの大切さを挙げた。
そして次代を担う子供たちへのメッセージとして「一つは目標だったり自分が夢中になれるものを見つけてほしいと思います。もう一つは、才能とかは一つに限らないと思います。例えば、先生に言われてすぐにできる人ももちろん素晴らしいですが、言われたことをできるまでやるというのも一つの才能。才能にはいろいろな才能があるので、もしやってみて自分には向いてないなと思ったとしても、自分が好きな限りはできるだけ続けてほしいし、いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。自分自身が大切にしてきたことは、目の前のことに一つずつ真剣に誠実に向き合うことかなと思ってます。目の前のことに全力で一生懸命やっていくことでいい結果だったり、いいきっかけが生まれて、また次につながっていくのかと思っています」と語った。