武尊が「7代目タイガーマスク」を襲名し社会貢献活動に力。“初代虎”佐山サトル「この選手なら」
2人は昨年、ある格闘技の大会で初遭遇。その後、食事会が開かれ、佐山と武尊が同席。武尊はプロレスファンの両親の影響で幼少期から初代タイガーの試合を見る機会に恵まれ、武尊にとって初代タイガーは“永遠のスーパーヒーロー”だったという。そんな憧れのヒーローとの会食ではあったが、その時の武尊は昨年6月の那須川天心に敗れた後で身も心も傷ついていた状態。しかし佐山と会い、会話を交わすうちに夢と希望があふれ格闘家としてはもちろん、人として生きていく勇気を授かったという。
一方、佐山は武尊と出会い「この選手なら」という思いで7代目の襲名を伝え、武尊も受諾。今回の養護施設出身者の自立支援を中心とした社会貢献活動を行う「7代目タイガーマスクプロジェクト」が誕生した。
会見で佐山は「武尊選手とお会いした時にびっくりしたことがありました。なんてさわやかな選手なんだろうと、何て人間性に優れた選手なんだろうと。素晴らしい青年だと思いました。まず最初に思ったことは“武尊選手のご両親はどういう人なのか? ご両親に会いたいな”と思いました。今日、お母さんに会わせていただきありがとうございます。慈善事業は非常に大変なことです。苦痛な練習、試合、厳しいプレッシャーの中でも慈善事業を続けていくのは相当、人間性に優れてないとできないこと。タイガーマスクの慈善事業を継承してくれるのは武尊選手の他にいません。7代目を襲名してタイガーマスクの名前をずっとつないでいってもらたいです。反対に武尊選手に選ばれて光栄です。これからも頑張っていきたいと思います」と武尊の今後の活動に期待を寄せた。