泉房穂前明石市長、岸田首相に「国民の生活の大変さを分かってますかと聞きたい」

少子化対策の財源に「総理が腹をくくって予算編成権と人事権を行使すれば解決する話」とキッパリ

 初の市長選の出馬会見で支持基盤を「市民です」と答えた逸話で知られる泉氏は「金持ちや有名人より庶民のほうが多いのであれば、庶民のほうを向いた政治をやれば当然投票行動に現れるわけです。政党や大きな団体に媚を売らなくても、市民や国民のほうを見て政治をやれば、ちゃんと市民や国民は答えてくれる」と持論を述べ「私の後継候補の明石市長、県議会議員、市議会議員の合計7名は圧勝で、明石市は政策面における全国初にとどまることなく、しっかり市民や国民を向いて選挙をやればちゃんと当選できることを証明できたと思っている」と言い切った。

 報道陣から岸田首相に今、必要なものを問われると「言いたいのは “今の庶民の生活は大変ですよ、こんな時に負担増を言う時期ではない” ということ。総理大臣が国民にこれ以上の負担を求めず、政治のほうでやるんだと決めればいいだけで、総理が腹をくくって予算編成権と人事権を行使すれば解決する話」と言及し、「今の岸田首相に必要なのは国民の生活実感。本当に今の市民の、国民の生活の大変さを分かっていますかと聞きたい。給料が上がってないのに、子どもが大きくなったら習い事にお金がかかる、物価も高くなる、どないせえっちゅう気持ちなわけですよ。お金がないのに国民に対してもっと子ども産めって言ったって、そんな無責任なことできないから皆さん躊躇するんであって。国民の生活のリアルな大変さにまず思いを馳せてほしい」と訴えた。

 さらに長男の翔太郎秘書官を「総理は適材適所の人事をするべき。息子さんを大事にするのは親心でしょうけど、自分の息子を大事にするのと同じくらい日本の子どもたちを大事にしてほしいという思い。更迭? しようがしまいがどうせ仕事してないんだから一緒でしょう(笑)」と切り捨てた。

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