小林愛三がテッサ・デ・コムに敗れ王座陥落も「絶対に諦めない」【RISE168】
最終ラウンド、小林が最後の力を振り絞りパンチを打ち込む(撮影・須山杏)
2冠王のコム「世界中のベルトは全部欲しい」
5R、開始からパンチを連打の小林。コムはガードを固めしのぐと右カーフ、パンチで反撃。圧をかける小林だが、コムの右カーフは強烈。口が開きながらも前に出てパンチの小林。コムの右カーフに足が流れる。それでも右ハイを連打する小林。パンチで鼻血の小林。前に出て右ハイもコムはガード。コムはカーフからワンツー。小林は右ハイを連打も突破口とはならず。コムは冷静に右カーフ、右ストレートを打ち込んでいく。
試合は判定となり48-49、47-49、47-50の3-0でコムが勝利を収めた。
試合後のマイクでコムは「コンニチハ。とても光栄です、王者になって。私のファン、私の家族も来ています。みんな応援してくれてありがとう。昨日言ったとおり、私は前よりも強くなって王者になりました」と笑顔を見せた。
試合後の会見でコムは「RISEのベルトをゲットできて光栄。彼女もいい試合をしたが私のほうがもっと強かった。自信を持って戦った」などと試合を振り返った。勝因については「自分のローキックとヒザは効いていた思う。小林選手もいっぱい(攻めて)きたが、自分の攻撃のほうが効いていたと思う」などと語った。今後については「52kgの選手なら誰とでも戦います。夏が終わったら日本で試合がしたい」と日本での次戦については夏以降を希望した。この日の勝利でEnfusionとRISEの2冠王となり、次は参戦中のGLORYのベルトを目指すのかと思いきや「世界中のベルトは全部欲しい」と貪欲な姿勢を見せた。