東銀座の行列すし店 “登龍門”で2人目の卒業生 小林航大さん「同じことをいつも通りに」
この1年間で握ったすしは2万貫!「おかげさまでゴールデンウイークは手がちぎれるかと思った(笑)」と小林さん。ついつい会話が弾んで……
小林さんは「登龍門とは違った層のお客様になりますので、忙しくてもそれをお客様に感じ取られないように綺麗な動きをしながら営業をすることが目標です。仕込みも営業も、掃除も、ここでやることは変わらないので今まで通りしっかりやりたい。(本店では)調理の幅も広がりますので、いいお料理、いいおすしを提供して、幸せになってもらえるように、引き続き精進してまいりたいと思います」
坂上料理長は「登龍門というのはあくまでも登龍門。これからが新たなステージの修行が始まります。真剣に食べるお客様のプレッシャーというのは登龍門も本店も変わらないのですが、本店のお客様には何百、何千、何万人という社員を抱えているような方もいて、より人を見る方がいらっしゃいます。食べておいしいのは当たり前で、そういったお客様をしっかり満足させる空間づくりも大切。そこに難しさもあります。今後はその修行。セカンドステージです。プレッシャーを感じて、謙虚に、しっかりと。平常心を保ち、身の丈にあったことをやってください」と、エールを送った。