生田斗真 ネグレクトされた幼い姉妹役を絶賛「今も鮮明に覚えている」

撮影・蔦野裕

 映画『渇水』の初日舞台挨拶が2日、都内にて行われ、俳優の生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子らキャストと企画プロデュースの白石和彌、髙橋正弥監督が登壇。生田が幼い姉妹を演じた若手女優2人との撮影を振り返った。

 河林満による同名小説の映画化。県内全域で給水制限が発令される中、水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員と、2人きりで家に取り残されていた姉妹との出会いから起こるドラマを描く。

 この日は、生田が演じる主人公が出会う幼い姉妹を演じた山﨑七海と柚穂も登壇。好きなシーンを聞かれた生田は「僕は、若い女優陣2人のシーン。水のはっていないプールでシンクロナイズドスイミングのごっこ遊びをしている2人が、すごく輝いて見えて。本当にきれいに輝く水が見える気がして。今も鮮明に覚えているシーンです」と絶賛。同じくそのシーンがお気に入りという2人は生田の言葉に照れ笑いしつつ大喜び。

 さらに姉妹の姉を演じた山﨑が「私が好きなのは万引きのシーン。(万引きは)やったことがないんですけど、映像を見たらやったことがあるのかというくらいに、きれいにできていて。やったことないですけど」と繰り返し振り返ると、生田が「あまり言うと、やったことあるのかなってなっちゃうから、あまり言わないほうがいい(笑)」とフォローし、山﨑と柚穂も大笑い。

「生田さんの目の力に射抜かれた」と髙橋監督から難しい役どころを絶賛されていた生田は。本作の海外上映や映画祭参加決定の知らせに「先日は(カンヌ国際映画祭で)先輩の役所広司さんも受賞されましたけど…かっこよかったですね。励みになります」と目を輝かせていた。

 この日の登壇者は生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山﨑七海、柚穂、髙橋正弥監督、白石和彌(企画プロデュース)。

 映画『渇水』は6月2日より公開中。

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