ハッサン・トイが決勝で松倉信太郎を秒殺KOで破り初代王座を獲得「彼女に“愛している”と伝えたい」【K-1】

強烈な左フックをもらった松倉は立ち上がれず(撮影・三田春樹)

 トイは試合後のマイクで「最高のカムバックになったと思っています。本当に日本のファンの皆さん、日本の環境が好きで、ここに立つことは自分の小さいころからの夢でした。そこのチャンピオンになれて、どう言葉に表していいか分かりません。本当にありがとうございます。この場をお借りして、トレーナーのビンセント、こうやって日本に一緒に来て戦ってくれてありがとうございます。そしてK-1の皆さんに、こうして日本に帰って来るチャンスを与えてくれたことを感謝したいと思います。そしてこれを見ているであろう彼女に“愛している”と伝えたいです」と感謝の言葉を述べた。

 試合後の会見では「みんな強い選手だった。1試合目は簡単に試合を終わらせることができたが、2試合目の中国選手の選手は非常にタフで厳しい試合になった。決勝もタフな選手だったが、左で倒すことができた」などとトーナメントを振り返った。過酷なトーナメントを制することができた要因については「トーナメントで自分の気持ちが一番強かったのではないかと思う。参加した8人の選手は全員強かったと思うが、その中でも自分が一番気持ちが強かったんだと思う。それが優勝できた要因だと思う」と語った。

 理想とするチャンピオン像については「史上最長、このベルトをずっと保持できるようなチャンピオンになりたいです」と語り、今後戦いたい相手については「特に誰というのはないが、誰であろうと自分の前に対戦相手を出してくれれば、必ず勝ってこのベルトを守る」と長期政権を誓った。