渡辺未詩「白昼夢は今が一番強い。坂崎ユカさんが卒業してしまう大事な年に結果を残したい」【東京女子プロレス】
――IP王座はパートナーの辰巳選手に獲られてしまいました。マジラビはできたらパートナー対決はしたくないという考えですが、白昼夢にはそれはあまりないですか?
「対戦はしたくないんです。リカさんは狂ってるんで(笑)。狂ってるのを隣で見てるのが一番なんです。リカさんは私より全然先輩で、先輩として引っ張ってくれてるところが大きい。2021年2月にリカさんがプリプリ(プリンセス・オブ・プリンセス)王座を持っていた時に挑戦したんですが、挑戦した時から、リカさんにどれだけ追いつけるのか、リカさんに勝ってみたいという感情はずっと沸いてます。だから、いざ戦うとなったら、そっちにシフトできると思ってます」
――3・18有明では辰巳選手との2年ぶりのシングルで敗れましたけど、手応えはありましたか?
「2年前に挑戦したときとは、リカさんも違うけど、自分もものすごく成長したなって気が付くくらいで。そもそも置かれた状況が逆で、私がベルトを持ってて、リカさんを迎え撃った。入場も私が後で、赤コーナー。そういう部分で意識がグッと引き締まって。今までだったらリカさん、何してくるかなという恐怖心があって、いつもリカさんのペースに惑わされてしまったりで。自分のなかでもこの2年で自分はどういうふうに試合しよう、どういうふうに回そうとか、そういう戦い方をリカさんがいなくてもできるようになったので。そういう意味で自分なりの戦いをリカさんにぶつけられることができて、ただの後輩がチャレンジするってものにはしたくなかったという目標は達成できたかなって思います」
――6・11後楽園ではマジラビに挑戦します。昨年3・19両国国技館でのタッグ王座戦以来の対戦になります。いざ挑戦となると、どういう気持ちですか?
「挑戦するからには勝ちたいし、ベルトを巻きたい気持ちはもちろん大きいですけど…。ユカさんの卒業というのがあって、そこへの思いがすごい沸いてきて、最初、挑戦のことを聞いた時は“それどころじゃないよ”くらいの気持ちでした」