管理栄養士が語る「耳年齢」維持のカギ。食事の時間を決めて「青魚と青菜」で血管と神経の若さを意識
聴力維持のためのレシピを考案
続いて聴力を長く維持するための食生活について「青魚と青菜の組み合わせ」を提案。
本多氏は「ブルーベリーを食べれば目が良くなるということは話題となったが、これを食べれば耳の聞こえが良くなるという食べ物はない」との前提の上で「神経で音を脳がキャッチしているので、神経の働きがちゃんと維持できるような栄養素が一番近いのではないかと思う」と語る。そのためには「聞こえのケアの中では血管とか神経の若さを保つ栄養素を意識して日常的に取ることが予防や改善につながると思う。魚にはビタミンB6以外にEPAが含まれ、血管の健康維持に効果がある。またブロッコリーやホウレン草といった緑色の野菜に多いビタミンBの一種の葉酸はアミノ酸の合成を助けたり、神経伝達物質のセロトリンやドーパミンを作るのに欠かせない」との理由から青魚と青菜とのこと。具体的には「青魚が嫌いな人や生臭さが苦手な人にも」ということで「鮭とブロッコリーの卵炒め」「鯖缶と小松菜のカレー煮」といったレシピを紹介した。