神⽊隆之介 節約は「臨機応変さも必要。急な冠婚葬祭にどう対応できるか」
映画『大名倒産』の公開直前イベントが11日、都内にて行われ、俳優の神⽊隆之介、松⼭ケンイチ、桜⽥通が登壇。劇中で異母兄弟を演じた3人が三者三様の節約術を語った。
浅⽥次郎による同名時代⼩説を実写映画化。徳川家康の⾎を引くプリンス、そしてその仲間たちが藩の借⾦100億円を返すために奮闘する姿を描く。
突然、庶民から藩主となった主人公・小四郎役の神木と、小四郎が初めて会う腹違いの兄たちを演じた松山、桜田。実際に年上の2人について聞かれた神木は「(松山は)決断力がある。頼りがいのあるお兄ちゃん」と言い、桜田については「もう10数年来の付き合いで、とにかく心優しくて人の気持ちに敏感な方。物語の中では、いきなり兄弟だとなりましたけど、どこかしらやっぱり兄弟なんだなと思わせる関係。実際に僕はお2人を信頼しているので、その雰囲気は出てたんじゃないかな」と兄役の2人に信頼のまなざし。
物語のテーマにちなみ、節約術について聞かれると、神木は「同じようなものを買わない」とあげたが、すぐに桜田から「同じようなもの買っているイメージがある」と指摘され「オタクだからね。些細な変化も大きな違いなので」と苦笑。食事にはお金はかけないとしつつ「臨機応変さは必要じゃない? テレビで見たんだけど、冠婚葬祭で急な出費どうしようってため息ついてたりするのを見たことあるんだけど、そういうときにどう対応できるかもすごく大事では」と主張。
松山は「できるだけ長く使うのが一番の節約」と多少高くても長持ちするものを大切に使うと語り、桜田は「僕は節約というより、ばんばん使って生かすというタイプ」と、三者三様の価値観を明かした。
この日は、公募した“節約川柳”のなかから、3人が選んだ作品と大賞を発表。「お下がりが三男坊に降りかかる」「節約は心を映す鏡かな」といった受賞作を、3人が劇中の喜三郎さながら独特の声色で読み上げ、会場は大いに盛り上がった。
『大名倒産』は6⽉23日より公開。